「縮退時代の新しい都市生活 -建築系卒業制作にみる思考展-」

終了しました

日本の人口は、2005年からすでに減少に転じています。その傾向は、地方都市や郊外でより顕著になると予測され、多くの都市はこれまでの拡大路線から、縮退路線への舵取りを余儀なくされています。縮退時代の都市には、マーケット規模の縮小、公共サービスの低下、未利用地や空き建物の増加など、様々な問題が生じると考えられます。一方で、交通渋滞や通勤ラッシュの緩和、一人あたりの床面積の増大など、そこには豊かな都市生活を可能とする要素も見いだすことができます。すなわち縮退時代ならではの新しい価値観にもとづいた豊かな都市生活像を構想することこそ、今求められているのです。

本展では、建築系大学等の学生有志による、縮退する地方都市や郊外都市を対象とした修士設計・卒業設計を展示します。多数の提案を通じて、これからの豊かな都市生活について考えてみます。

【展示内容】
縮退する地方都市や郊外都市を対象とした修士設計、卒業設計作品（模型、パネル）
7Fリビングデザインギャラリーにて

スケジュール

2011年3月3日(木)〜2011年3月29日(火)