終了した展覧会・イベントです

北野敏一 展

サボア・ヴィーブル
終了しました

アーティスト

北野敏一
磁器に染付という馴染みのある器ながら、お人柄を感じさせます。 その一筆、一筆はゆっくりと一生懸命です。 かと言って、押しつけがましくもなく、てらいもありません。 時として不器用にも見える温かみが、人の心を捕らえるのでしょう。

北野敏一さんは、かつて九谷青窯に在籍していたことがありますが、特に師匠というものを持たず、「我流」を貫き通しています
“旧き良き焼き物”を愛し、足繁く博物館や美術館に通い、図録や資料に目を通し、時に先輩の言葉に感じ入り、、、と、常に向上心をもって制作に励んでいます。「単純な青と白の“染付”をずっと続けているので、はた目には変り映えがしない仕事ですが、自分の中では些細なことを悶々と悩み続けています。“本科”の図柄に対する解釈、なぞってみたい筆の動き、あえて自分なりの表現とは、、、と。人から見ればたいしたことない事柄を、狭く、深く、突っ込んで考えてしまいます」

“古染”の写しの器を主に制作していた北野さんですが、今回はオランダの“デルフト”の写しに初挑戦。 「もともと自分は“デルフト”も好きでした。絵筆を運ぶ手の調子が、古染付と違って、気分で楽に崩すことができます。昔の図柄をそのままということではなく、気に入っている部分を自分流に楽しんでみました」と。描く側からすると、“古染”と“デルフト”の染付は、筆の動きや気分が全く違う作業のようです。 「ずっと、“古染”の写しの器しか見てもらっていないので、違うタッチの絵付けがどんな印象で受け止めてもらえるのか、、、?」と、北野さん。

新たなる境地の新作の器も加わった展覧会です。

スケジュール

2011年7月16日(土)〜2011年7月26日(火)

開館情報

時間
12:0019:00
休館日
水曜日
入場料無料
会場サボア・ヴィーブル
http://savoir-vivre.co.jp/
住所〒106-0032 東京都港区六本木5-17-1 AXISビル3F
アクセス東京メトロ日比谷線・都営大江戸線六本木駅3番出口より徒歩8分、東京メトロ南北線六本木一丁目駅1番出口より徒歩8分
電話番号03-3585-7365
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