マキナカムラ展

カスヤの森現代美術館

終了しました

アーティスト

マキナカムラ

マキナカムラは、戦後ドイツの現代美術を代表する画家、ヨルク・インメンドルフの展覧会（1992年－国立国際美術館/大阪）に感銘を受け、愛知県立芸術大学を卒業後インメンドルフ氏の教えるデュッセルドルフ美術アカデミーに留学、日本人として初めてインメンドルフ氏よりマイスターシューラーを取得しました。

2002年に当館開催の企画展「デュッセルドルフ・アカデミーの三世代展」においてヨーゼフ・ボイス/ヨルク・インメンドルフと共に絵画作品を出品し、その後もグループ展などに参加しておりますが、昨今その作品のめざましい発展ぶりには驚嘆するものがあります。

現在ベルリンに在住しドイツを中心に作家活動を行っている彼女は、今展が日本で初めての本格的な個展となりますが、絵画の空間構成・テーマを山水画や淋派における風景画に見い出した近作は、色彩、構図等にその探究成果を充分に発揮した素晴らしい作品です。そしてそれらは海外で活躍する日本人が追求する「内なる日本」の問いかけに対しての一つの解答となっているように思われます。今展では一人の現代女性の探った「内なる日本」を展観し、鑑賞する私たちにも日本人としてのアイデンティティーを問いかける場にしたいと考えます。

スケジュール

2011年9月2日(金)〜2011年11月6日(日)