棚田康司 「○と一(らせんとえんてい)」

スパイラル

poster for 棚田康司 「○と一(らせんとえんてい)」

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棚田康司は、日本古来の木彫技法である「一木造り」を用いて、少年少女の像を制作しています。ほっそりとした肢体、表情豊かな指先、さまざまな感情を想起させるうるんだ瞳を持つ子どもたち。未熟さや脆さと同時に伸びゆく生命のしなやかな可能性を強く感じさせる表現で知られ、次世代を担う彫刻家として注目されています。本展「○と一」では、東京で開催する初の大規模個展となります。

展覧会に際し、何度もスパイラルに足を運んだ棚田は、「建築として緻密に計算されていて、場所も青山という東京の中央にあり、人間臭さや神秘的な気配が一切ない空間。この空間に敢えて神棚や神社仏閣が感じさせる神秘性を拡大して持ち込んだら面白いと思った」と話します。エントランスからアトリウムまで、訪れた人を一直線に導く参道のごとき道。「風神雷神」をヒントに制作された一対の立像。青山通りに面した窓の向こうに広がる景色から着想を得た赤い瞳の花嫁。家々を守るように佇む少女。棚田は、曖昧で未熟であるがゆえに神に近いとされる少年少女の姿をした像7体を中心に、スパイラルガーデン全体を作品と化し、訪れた人々を情報や技術で割り切ることのできない曖昧で、神秘的な世界へと導きます。

本展では、訪れる人が作品と出会うことで、日々の暮らしの中で忘れかけていた尊さや、人々の生きる知恵に思いを馳せ、次なる一歩を進めることを企図しています。

■アーティスト・トーク
1.
棚田康司と、本展のキュレーター加藤育子が、展覧会について語ります。
日時: 9月22日(木)17:30~

2.
棚田康司×長田哲征「アートと建築、古くて新しい関係」
日時:10月10日(月・祝) 開場15:30 開演16:00 ※トークは1時間程度を予定しています。

都市の中のオープンスペースとして設計されたスパイラルでは、作品が建築の中に人を引き寄せるのに対し、十和田市現代美術館では作品が街へと染み出し、鑑賞者との距離を縮めます。2つの事例を中心に、彫刻家にとっての作品と建築の関係、現代の美術と場所性、鑑賞者と展示空間などについてお話を伺います。


[画像: 棚田康司 「家の少女」Photo:熊谷順]

メディア

スケジュール

2011年09月22日 ~ 2011年10月14日

アーティスト

棚田康司

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Reviews

cizuhara: (2011-10-10)

http://ameblo.jp/roseselavie/entry-11043944694.html
踏み入るのに躊躇するような「一線」を持つ作品

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