工房親第3回恵比寿映像祭 地域連携プログラム参加エキシビション
杉本智子はこれまで特定できない誰かである“ある人”を問い見る側の内的空間につくりだそうとする作品を制作してきた。その制作は1993年「杉本智子様展」と題した展示に展開してゆく、それは杉本以外の誰かの杉本にむけられるまなざしを杉本自身の中につくりだし現すものであった。その後も、“ある人”を問う作品制作は続き、2009年杉本はカメラと出会う。
「これまでハンカチや本や“ある人”の癖など、属性(アトリビュート)やメタ情報で“ある人”を暗示してきたが、カメラを借りて写真を撮った時、そこにはもっとダイレクトに誰かに会っているような不思議な感じがあった」という。
そしてまなざしそのものの中に“ある人”を感じたことから映像を中心にしたインスタレーション作品“彼女がみたもの”(She saw)シリーズがはじまる。杉本は「私は個人的な事から出発し、個人の内側の奥底の更にずっと深いところまで行けば人間共通の生や死、果てのない大宇宙につながれる予感がする」とこたえる。
ー“ある人”を内に問うことで個のみえない中心をまなざし、人間として共通のそれを“見えるようになる”向かう方向に杉本の制作はある。
*会期中の週末はギャラリー前にミニカフェが出店いたします。
森で育ったコーヒー アンドロメダエチオピアコーヒーをお楽しみください。
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