ハンス・ヨゼフソン 展

小山登美夫ギャラリー

poster for ハンス・ヨゼフソン 展

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ハンス・ヨゼフソンの彫刻作品はすべて人間をモチーフとしています。抽象化されたそれらには、かろうじて体の部位を判別できるものもあります。石膏で制作され、鋳造を経てブロンズに生まれ変わる作品は、古代彫刻を思わせる有機的でシンプルな、一見したところ静かに瞑想をしているようなたたずまいをもっています。しかし彼の手仕事の痕跡が残された表面には、様々な感覚、リズムが刻み込まれ、また作品一点一点に凝縮されたエネルギー、ウド・キッテルマン(ベルリン国立美術館館長)がいう「本質的な何か、その物体としてのあり方を超えた何か」を感じることができます(カタログ"Kesselhaus Josephsohn"掲載のテキストより)。それはヨゼフソンの制作が、人間の生、往々にして身近な人々からのインスピレーションから始まり、作業のプロセスが彫刻それ自体の言語において進められ、アイデアがフォルムのなかでそれ自体の表現をし、そして彫刻が生をもった時に終わるからだということができるでしょう。それによって彼の作品は、人間の忠実な描写でなくして生き生きとし、かつ無時間性、不変性をたたえているのです。

本展は1956-58年の作品から2006年のものまで、ヨゼフソンの長年の制作の全体像を紹介する内容となります。80年代から制作し始めた"semi-figure"と呼ばれる女性の胸像は、柔らかな印象をもち、人間存在のはかなさへの洞察を表現したものです。横になった女性の像は、長い間制作され続けたモチーフです。70年代に制作を一度止め、20年の間を経た後に再開しましたが、毎回新しい側面があるとヨゼフソンは話しています。一方レリーフは群像、人間同士の関係や出来事、シーンを描き、キャリアを通じて制作されてきました。この他に立像を含め、約15点を展示。またドキュメンタリー映画"Josephson Bildhauer"(Matthias Kalin and Laurin Merz監督、英語字幕有)もギャラリー内にて放映いたします。

[画像:installation view, Hauser & Wirth London, 2008
Photo by Andrew Smart / AC Cooper Ltd.]

メディア

スケジュール

2011年04月23日 ~ 2011年06月04日

アーティスト

ハンス・ヨゼフソン

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