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志村一隆 「TRANSCODISM -顕在化する記憶の新たな結合-」

ESCRIBA(エスクリーバ)
終了しました

アーティスト

志村一隆
志村一隆は、赤坂にアトリエ嘯氣堂をかまえ伝統的な水墨画を制作する中、近年は完成した水墨画をデジタルカメラで撮影するという手法で作品を制作しています。「墨絵は内在する記憶をトランスコードし、予測できない結合により新たな表現を生むためのプラットフォーム」というコンセプトでこれらの写真作品は制作されています。墨絵の伝統的技法である非対称組成と余白は、過去とのコミュニケーションを誘発します。たとえば、モノクロの墨絵の中にどの色をみるかは鑑賞者の記憶の蓄積によって違います。鑑賞者の過去が墨絵によって脳内で変換 (トランスコード) され、未来を描く作用に着目し制作しているのが「トランスコーディズム」のシリーズです。コミュニケーション方法が刻々と変化し、また色でさえ数字でインプットされるデジタル時代においてこの「トランスコーディズム」は、インターネットのソーシャルな関係性が社会に与える変化を反映する取り組みとして発表されています。この伝統の美術分野から派生した現代の水墨写真美術は2009年から欧州のアートフェアで非常に注目されています。

また、作家は、インターネットがメディアにどのような変化を与えるかの研究にも従事しており、豊富な海外経験を基にした著書に「明日のテレビ」 (朝日新聞出版2010年) や「ネットテレビの衝撃 -20XX年のテレビビジネス」 (東洋経済新報社 2010年)があります。

スケジュール

2011年6月6日(月)〜2011年6月30日(木)

開館情報

時間
11:3023:30
休館日
日曜日、祝日
入場料レストラン内の展示の為、ご来場の際はオーダーを賜ります様、お願い申し上げます。
会場ESCRIBA(エスクリーバ)
住所〒106-0041 東京都港区麻布台2-2-12 三貴ビル屋上
アクセス東京メトロ日比谷線神谷町駅2番出口より徒歩6分, 都営大江戸線赤羽橋駅中之橋口より徒歩6分
電話番号03-5545-5450
関連画像

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