MEM坂上チユキは、80年代より太古の原始生物や微生物を思わせる微細で抽象的なドゥローイング、油彩、彫刻を制作してきました。93年に世田谷美術館開催の「パラレル・ヴィジョン」で最初にまとまった作品が紹介された後、近年では東京国立近代美術館の「エモーショナル・ドローイング」展、海外では作品がコレクションされているローザンヌのアールブリュットコレクション等で、現代美術やアールブリュットなどさまざまな領域のボーダーを超えて国内外幅広く紹介されています。
代表的な作品は紙に水彩、鉛筆、インク、水晶やラピスラズリの粉等を使った作品で、青を基調に、多重なイメージが積み重なる重厚な画面を作り上げています。昨年は新しい展開を見せる青いインクだけで構成した「博物誌」シリーズを展開、当画廊で発表しました。
本年はこれに引き続き、「鳥の写本」と題し、彼女が最も愛する生き物、鳥、をモチーフに、同時にまわりの親しい人々のイニシャルをだまし絵風にあしらったものも含め30点程度の作品を展示致します。
[画像: 坂上チユキ「自画像 - 麻酔又は肉付き仮面の説話」(2011) Ink on paper © Chiyuki Sakagami]
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