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「生誕110周年記念 上村松篁展」

茨城県天心記念五浦美術館
終了しました

アーティスト

上村松篁
上村松篁(うえむら しょうこう 1902-2001)は日本画家上村松園の長男として京都に生まれました。京都市立美術工芸学校、京都市立絵画専門学校で学び、26歳の若さで帝展特選に輝くなど官展で頭角を現しますが、昭和23年(1948)に世界性に立脚する日本絵画の創造をめざして日展を離脱、山本丘人、秋野不矩らと創造美術(現・創画会)を結成し、その中心的存在として活躍します。幼い頃から鳥や花に親しんだ松篁は、透徹した自然観照と時代をとらえる鋭い感性によって伝統的な花鳥画に新風を吹き込み、昭和59年には文化勲章を受章しています。
生誕110年を記念する本展では、鷺の若鳥を題材に洗練された造形感覚を示した「星五位」や、熱帯への憧れを託した「燦雨」など、初期から晩年に至る代表作を中心に約60点を展示しその画業の全容に迫ります。中でも奈良朝の風俗を豪華絢爛に描いた幅7.6mの大作「万葉の春」は、画家の人物画における秀でた側面を知る絶好の機会となることでしょう。秋の深まりゆくひととき、清らかな余韻にあふれる松篁の絵画世界をお楽しみください。

<関連イベント>
■美術講演会「父、松篁とその芸術を語る」
講師: 上村淳之氏(日本画家)
日時: 10月13日(土)午前10時30分~12時
定員:114名(事前申込制)、無料

■学芸員によるギャラリートーク
日時: 10月27日(土)午後1時30分~2時30分、11月10日(土)午後1時30分~2時30分
集合場所: 企画展示室入口(要企画展入館券)

■講演とコンサートの夕べ「岡倉天心が聴いた西洋音楽」
講師: 清水恵美子氏(茨城大学非常勤講師・茨城大学五浦美術文化研究所客員所員)
演奏: イ・ソリスティ・イバラキ室内合奏団
日時: 10月20日(土)午後5時00分~6時30分(4時30分開場)
定員: 300名(先着順)、入場無料

■開館15周年記念 絵はがきプレゼント
開館記念日の11月8日(木)、先着150名様に絵はがきをプレゼントします。

[画像: 上村松篁「月夜」(1939) 松伯美術館蔵]

スケジュール

2012年10月13日(土)〜2012年11月25日(日)

開館情報

時間
9:3017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
備考
午前9時30分~午後5時
入場料一般 600円、高大生 400円、小中生 200円、満70歳以上の方及び身体障害者手帳・療育手帳等を持参の方 無料、土曜日のみ高校生以下 無料、11月13日(火)は茨城県民の日のため無料
展覧会URLhttp://www.tenshin.museum.ibk.ed.jp/02_tenrankai/01_kikaku_next.html
会場茨城県天心記念五浦美術館
http://www.tenshin.museum.ibk.ed.jp/
住所〒319-1702 茨城県北茨城市大津町椿2083
アクセスJR常磐線大津港駅よりタクシー7分
電話番号0293-46-5311
関連画像

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