鈴木光はドキュメンタリーの手法を使い、現代美術とドキュメンタリー映画の両方のジャンルで発表を続けています。宗教家である父親をテーマに制作した「GOD AND FATHER AND ME(36min, 2008)」を契機に、近年は役者を起用し、ドキュメンタリーが持つ現在をとらえる方法と、フィクションという創造性、この二つを繊細に融合させることによってリアリズムを追求した作品を制作しています。
この上映会では、「GOD AND FATHER AND ME(36min, 2008)」から、東日本大震災の直後に地元である福島県を撮影した最新作、「Mr.S & DRAEMON(14min, 2011)」を含む4作品を一挙に上映いたします。また3/3(土)、3/4(日)の両日、粟田大輔さん(美術批評)、奥村雄樹さん(美術作家)、佐々木敦さん(批評家、音楽レーベルHEADZ主催)、藪前知子さん(東京都現代美術館学芸員)をお呼びし、上映終了後にトークショーを行います。