開館10周年記念 「庭をめぐれば」展

ヴァンジ彫刻庭園美術館

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古来より「庭」は、日本人にとって生活に寄り添う場所であり、瞑想しながら道行き、四季の移り変わりを愛でてきました。木や石の配置に、「見立て」という象徴の言語を隠した古の作庭法は、哲学と自然観などそこで育まれた高度な精神文化を体現したものといえるでしょう。

今日ジャンルの枠組みを超え脱領域的に広がりをもつ表現は、自らの中に流れる内なる時間や行為、知覚の移ろいを関係づけ、組み替えていく面をもつようです。自然と人工のはざま、風景と建築のはざま、広大な生態系のひとつの小宇宙であり、「庭」は、日常に在りながらそれを超えていく場所として、私たちの前に開かれています。現代日本に生きるわれわれは、「庭」で何を見、何を想い、何をなすのでしょうか。 「庭」という場の可能性を探る本展は、現実の「庭」がそうであるように映し鏡となりわたしたち自身を照らし出すこととなるでしょう。開館10年の歩み、美術館の特色と活動を「庭」というテーマに重ね、今という地平を切り開く1 9 組の日本の現代作家をご紹介いたします。

[画像: 川内倫子 「Untitled (Cui Cuiシリーズより)」(2008)]

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