村田彩 「彩りの庭」

LIXIL ギャラリー1 & 2

poster for 村田彩 「彩りの庭」

このイベントは終了しました。

村田彩の作品は、動植物をモチーフにした陶のオブジェです。緻密な練り込み模様の断片を何枚も張り合わせてつくる、南洋の多肉植物や海の生物のような明るい色とかたちがエネルギッシュな印象です。青やオレンジ、グリーンにピンクといった鮮やかな色彩は毒々しい美しさを思わせ、ボリュームのある造形が動き出しそうな生命力とパワーを放っています。
ポップな色模様は動植物の顕微鏡細胞写真を参考にしています。制作方法においても、細胞が集まって生命の一つのかたちになることから始まりました。当初象嵌技法で文様を制作していましたが、熱帯植物の葉の裏表で模様が異なることを知り、より近い制作方法を選んで、金太郎飴のようにどこを切っても文様の現れる練り込み技法を使っています。表現したい色や細密さを目指して、土の組み合わせ、組み合わせる土の収縮率の違いから起こる破損を解決し、この3年間研究と試行錯誤を重ねてきました。その結果2011年春には台湾の鶯歌陶磁博物館で個展を開催し、「深海植物」をテーマに、貝、イソギンチャクを思わせる様々な海底生物が蠢く豊かな作品を発表しました。

村田彩は京都造形大学短期大学で陶芸を始め、卒業後は働きながら制作し、コンペティション出品や個展を続けてきました。当初からの明るく華やかな持ち味は変わりませんが、枝を広げるように大きく大胆な作品から、次第にサイズが小さくなり、装飾とかたちが一体化して凝縮した美しさを表すようになってきました。海を連想させる青を中心とした色彩がさらに洗練されたコントラストに変わりつつあります。
今展では、台湾で発表した作品と、新しい色彩の組み合わせによるイソギンチャクやヤドカリをモチーフにした新作を含めて発表する予定です。

[関連イベント]
アーティストトーク 2月7日(火)18:30~19:00

[画像: 村田彩「生殖」(2011) D28xW35xH25cm Photo: Chiu Te-hsin]

メディア

スケジュール

2012年02月07日 ~ 2012年03月01日

アーティスト

村田彩

Facebook

Reviews

All content on this site is © their respective owner(s).
Tokyo Art Beat (2004 - 2017) - About - Contact - Privacy - Terms of Use