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マイク・ケリー「ヴィデオ」

ワコウ・ワークス・オブ・アート
終了しました

アーティスト

マイク・ケリー
マイク・ケリーはその影響力の大きさ、そして作品点数の多さでよく知られたアーティストでした。1954年、ミシガン州デトロイトで生まれた彼は、ミシガン大学でBFA(美術学士)を取得し、カリフォルニア芸術大学でMFA(美術修士)を取得しました。サブカルチャー、神話や哲学、記憶の共有や抑制、アメリカ中西部の労働者たちのメンタリティとその凡庸さなど、彼の関心の対象はきわめて広範囲にわたり、それらは作品に反映されてきました。ドローイング、ぬいぐるみを使った彫刻作品、通っていた学校を再現した大規模インスタレーション、彼が集めたこまごまとした物品を使った展示、ノイズ・ミュージックや儀式めいた演劇などのパフォーマンス、そして批評家としての活動など、すべては複雑な相関関係を持っていました。その実績、そして他のアーティスト達とのコラボレーションによって広く知られるようになったマイク・ケリーは、さまざまなジャンルからのフォロワーを数多く生むことになりました。

今回の「ヴィデオ」では、これまで日本でほとんど紹介される機会が無かった映像作品を展示します。彼だけが出演する唯一の映像作品"The Banana Man(1983)"、ブルース & ノーマン・ヨネモトとのコラボレーションによる"Kappa"(1986)、スーパーマンに扮した男が作家/詩人シルヴィア・プラスの文を語り聞かせる"Superman Recites Selections from 'The Bell Jar' and Other Works by Sylvia Plath" (1999)、また、"Extracurricular Activity Projective Reconstruction"シリーズは本来、映像とインスタレーションによる大型作品ですが、このシリーズから、高校のイヤー・ブックの写真を使ってシナリオを構築した"Day is Done"(#2-32)、そして"Judson Church Horse Dance and The Offer"(#33)を展示します。さらに、マイケル・スミスと組んだ"A Voyage of Growth and Discovery"、そしてポール・マッカーシー、中原昌也とおこなったパフォーマンスを記録した"10:30PM, August 14, 2008"も展示します。

[画像: Bruce and Norman Yonemoto in collaboration with Mike Kelley. “Kappa,” 1986. Courtesy Electronic Arts Intermix (EAI), New York. http://www.eai.org]

スケジュール

2012年6月16日(土)〜2012年7月14日(土)

開館情報

時間
11:0018:00
休館日
日曜日、月曜日、祝日
入場料無料
展覧会URLhttp://www.wako-art.jp/exhibitions/data/2012/mk_videos/index.php
会場ワコウ・ワークス・オブ・アート
https://www.wako-art.jp/
住所〒106-0032 東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル3F
アクセス都営大江戸線・東京メトロ日比谷線六本木駅1a・1b出口より徒歩1分
電話番号03-6447-1820
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