終了した展覧会・イベントです

「Les sculptures - 建畠覚造と近現代彫刻 -」

多摩美術大学美術館
終了しました

アーティスト

建畠覚造、石井厚生、大宮政郎、笠置季男
本展は多摩美術大学で教鞭を執り、戦後の彫刻シーンに影響を与えた作家達による近現代彫刻を中心にしたセレクションです。舟越保武が島原の乱に散ったキリシタン兵士達の魂を鎮めた「原の城」や寒川典美の古事記に因んだヒューマニズム溢れる造形、戦後の復興期に力強い希望を具現化した笠置季男の「マーキュリー」や早川巍一郎が追求した瑞々しい感性や日本女性の美しさをどうぞご覧ください。さらにブロンズによる塊量感をもった表現と制作技術の継承に熱意を注いだ工藤健、彫刻素材の選択肢に可能性を開き近年はレンガを研磨した作品を数多く手掛ける石井厚生、大胆さと入念な配慮を併せ持つ形状が見る者の感受性をあるがままに抱擁し、秘めた自己との対話を静かに引き出すような若林奮の世界にも触れて頂ければと存じます。

そして更なる見どころは、今春に新収蔵となったばかりの建畠覚造の作品。戦後彫刻史に大きな足跡を刻んだ建畠が1980~90年代にかけて精力的に取り組んだ「WAVING FIGURE」や同時代の貴重なデッサンも公開いたします。

本展では、アートドキュメンタリストである安齋重男が撮影した多摩美術大学八王子キャンパス内にある彫刻の写真も展示。「タマビの彫刻力」を発信します。創立の1937年から現在まで、多摩美術大学は表現への挑戦とアートの可能性を開拓してきました。その歴史に足跡を刻んできた作家達の彫刻を公開いたします。皆様、どうぞお楽しみくださいませ。
[画像: 笠置季男「マーキュリー」(1951) テラコッタ]

スケジュール

2012年4月4日(水)〜2012年5月13日(日)

開館情報

時間
10:0017:00
休館日
火曜日
火曜日が祝日の場合は火曜日開館し翌日休館
展示替期間・年末年始休館
備考
5月1日は開館
入場料一般 300円、大・高校生 200円、中学生以下、障害者および同伴者は無料
会場多摩美術大学美術館
https://museum.tamabi.ac.jp/
住所〒206-0033 東京都多摩市落合1-33-1
アクセス小田急多摩線小田急多摩センター駅南口より徒歩7分、京王相模原線京王多摩センター駅中央口より徒歩9分、多摩モノレール多摩センター駅より徒歩10分
電話番号042-357-1251
関連画像

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