水戸芸術館 現代美術ギャラリーアーティスト
ゲルダ・シュタイナー&ヨルク・レンツリンガー
本展は、ダイナミックなインスタレーションで知られるスイスの現代アーティスト、ゲルダ・シュタイナーとヨルク・レンツリンガーによる過去最大規模の個展です。
1997 年より活動を共にしている二人は、人間の営み、生命の神秘や驚異、身体や精神と環境との関係に強い関心を寄せ、インスタレーション、コラージュ、写真、ドローイング、絵画、彫刻など、幅広い作品を発表してきました。なかでも、展覧会場のためだけに毎回異なるテーマで展開されるサイトスペシフィック・インスタレーションは、その土地にまつわる伝承、風俗、思想などの目には見えない無形の文化を表出させることで知られ、訪れる人から常に高い人気を集めています。
ゲルダとヨルクの詩的で奇妙な世界は、鑑賞者が疲れることなく、作品の一部となってゆったり鑑賞できるためのさまざまな仕掛けやアイデアであふれています。頭で考えて作品を理解するより、全身の感覚や想像力を使って楽しむことを奨めているからです。不思議の国に迷い込んだアリスになった気持ちで、ぜひ作品に接してみてください。アリスが迷い込んだ世界にも不思議という言葉だけでは片づけられない多くの発見があったように、型破りで神秘的な彼らの作品世界も驚きと発見にあふれ、鑑賞者の感覚の回路がひらかれることでしょう。鑑賞者が自由な見方でおもいおもいの感じ方、楽しみ方ができるのも二人の作品の特徴です。
水戸では「PowerSources―力が生まれるところ」をテーマとし、人間の力の根源を探ります。
本展では、巨大なインスタレーション6点と、二人の初のコラボレーションとなった写真シリーズなど合計70点あまりの作品をとおして、二人の10年にわたる活動の軌跡と最新作品までをご紹介します。本展開催のためにゲルダとヨルクは水戸に1カ月以上滞在し、自らの足でできる限りこの土地を探索しながら、または地域の人々との交流をとおして、3.11を経た日本の社会状況を、最新のインスタレーションに反映させます。それは単に現状を形におこすことではなく、輪の中にいる私たちには見えない現象を表現した新しい日本文化地図となるに違いありません。会期中には、ちょうど震災から1年を迎えますが、この展覧会が人々の心をあたため、新たな力を得る場所となることでしょう。
【関連プログラム】
■2012年2月11日[土]; アーティスツ・イン・ギャラリー
本展のアーティストであるゲルダとヨルクが、下記の1時間ギャラリーに滞在します。どうぞ気軽に話しかけてみてください。
日時:2012年2月11日(土・祝)14:00~15:00(予約不要)
会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー
言語:英語、フランス語、ドイツ語、日本語(学芸員による通訳有)
■2012年2月25日[土]: キュレーター・トーク
本展を企画した学芸員が展覧会について語ります。参加ご希望の方はギャラリー入口にお集まりください。
日時:2012年2月25日(土・祝)14:00 ~ 15:00(予約不要)
会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー
*この他にも多数の関連プログラムが開催されます。詳しくはホームページをご覧下さい。
[画像: Gerda Steiner & Jörg Lenzlinger "High Water" (2011) Arp Museum Bahnhof Rolandseck Photo: Mick Vincenz]
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