「生誕100年松本竣介展」

神奈川県立近代美術館葉山

終了しました

アーティスト

松本竣介

松本竣介（1912-1948）の生誕100年を記念した回顧展。太平洋戦争下の過酷な時代に、画家として、人間として、充実した生をまっとうした松本竣介は、36歳という若さでこの世を去りましたが、その後も日本の美術にとってひとつの里程標であり続けてきました。本展では、代表作《立てる像》などの油彩約120点のほか、彼の創作の手掛かりとなる素描作品も多数紹介。さらに友人宛の書簡なども合わせて展示し、人間としての松本竣介像にも迫ります。

東京に生まれた松本竣介は、少年時代を岩手で過ごしたのち、画家を志し上京し、舟越保武や麻生三郎らと交流を持ちながら制作に取り組み、35年に第22回二科展に初入選、以後《立てる像》などの代表作を発表しました。モンタージュ技法を用いた独特な雰囲気のある都会風景や自画像を描く一方、妻禎子と共にデッサンとエッセイの月刊誌『雜記帳』を創刊するなど、文芸活動にも取り組みましたが、48年、病気のため36歳の生涯を閉じました。生誕100年を記念する本展は、初期から晩年までの油彩画、水彩画などとあわせて、交友のあった作家たちとの間の資料や、竣介自身が撮影した写真なども展示します。
[画像: 松本竣介「郊外」(1937) 宮城県美術館]

展覧会関連企画

講演会1「松本竣介と都市風景の発見」(仮題)
講師:海野弘氏(美術史家)
日時:7月7日(土)午後2時~4時
会場:神奈川県立近代美術館葉山講堂
定員:70名(要申込、先着順)、無料

講演会2「松本竣介とその時代」
講師:長門佐季（当館主任学芸員）
日時:7月14日(土)午後2時~4時
会場:神奈川県立近代美術館葉山講堂
定員:70名(申込不要、当日先着順受付)、無料

学芸員によるギャラリートーク
日時:6月16日(土)、6月30日(土) 各回午後2時から

申し込み方法については、ホームページをご覧下さい。

スケジュール

2012年6月9日(土)〜2012年7月22日(日)

開館情報

時間	9:30 〜 17:00 ※最終入館は16:30まで
休館日	月曜日月曜日が祝日の場合は月曜日開館展示替期間、年末年始は休館
備考	毎週月曜日休館(ただし、7月16日は開館)

入場料

一般 1000円(団体900円)、20歳未満・学生 850円(団体750円)、65歳以上 500円、高校生 100円

展覧会URL

http://www.moma.pref.kanagawa.jp/museum/exhibitions/2012/shunsuke/index.html