終了した展覧会・イベントです

「同時代の二人 - 向井潤吉と宮本三郎 -」展

世田谷美術館分館 宮本三郎記念美術館
終了しました

アーティスト

向井潤吉、宮本三郎
ともに世田谷ゆかりの洋画家であり、その住居兼アトリエ(跡)が世田谷美術館分館として開設された向井潤吉(1901-1995)と宮本三郎(1905-1974)。かたや日本各地の茅葺屋根の民家、かたや絢爛な色彩による裸婦で知られる向井と宮本の両名は、戦前は二科会をおもな発表の場とし、戦中は軍部の依頼によって戦争記録画の制作に従事。戦後二科会が解散してのちは、向井は行動美術協会を、宮本は第二紀会を創立するなど、発表の場こそ異なりましたが、画家としての歩みを始めた初期からお互いの家を行き来するなど、生涯にわたって親しい間柄でありました。

本展は、そのような親交のあった向井と宮本の作品を、共通の主題別に展覧するものです。裸婦のデッサンや西洋古典絵画の模写からは、洋画家としてのもっとも基本的な鍛練を怠らなかった二人の姿が見て取れる一方で、その描画から画家としての差異が浮かび上がることでしょう。それぞれ共通の経験として持つ、ヨーロッパ遊学や戦争記録画制作による現地の風景を描いた作品についても、同様のことが指摘できます。それらの作品に、向井であれば民家、宮本であれば裸婦といった代表的な作例もまじえて展示致します。

[画像: 宮本三郎「不詳(裸婦)」(1969-70) 油彩・カンヴァス]

スケジュール

2012年4月3日(火)〜2012年7月29日(日)

開館情報

時間
10:0018:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
年末年始休館
入場料一般 200円、 大学生・高校生 150円、中学生・小学生・65歳以上・障害者手帳提示 100円
会場世田谷美術館分館 宮本三郎記念美術館
http://www.miyamotosaburo-annex.jp/index.htm
住所〒158-0083 東京都世田谷区奥沢5-38-13
アクセス東急大井町線・東横線自由が丘駅正面口より徒歩6分、東急目黒線奥沢駅より徒歩8分
電話番号03-5483-3836
関連画像

各画像をタップすると拡大表示します