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「アノニマス・ライフ 名を明かさない生命」展

NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]
終了しました

アーティスト

オルラン、齋藤達也、石黒浩、スプツニ子!、高嶺格、毛利悠子、やなぎみわ、渡辺豪
匿名の、名前のわからない、個性のないもの。アノニマス(anonymous)とは、そのような意味を持っています。ギリシア語の接頭辞an-(~なしの)にonyma(名前)が組み合わされて、「名前がない」を意味しますが、展覧会の作品はそれぞれに題名がつけられていて、名前がないわけではありません。では、「名前がない」とは一体どういうことを意味するのでしょうか。
例えば、ロボット工学の一部では、テクノロジーの発達に後押しされ、「機械の生命」を作り出そうとしています。しかし、その成果物の多くは、私たちがSFなどに夢見る理想的なアンドロイドからすれば完全なものとは言えず、それはアンドロイドと呼ばれるひとつ手前の存在、名づけえぬ何ものかなのです。また、遺伝子操作に代表されるバイオ・テクノロジーやクローン技術などの生殖医療技術の急速な発達は、私たちがその本質を理解するよりも早く、名づけることのできない、もうひとつの「生」のあり方を現実のものとしてきました。
この展覧会では、そのような名づけることのできない生命、本当の名を明かしていないものたち、「アノニマス・ライフ」ということばを手がかりに、機械と人間を分かつ自明であったはずの「生」の意味を問い直すとともに、テクノロジーの進歩が新たな光を当てたセクシュアリティやアイデンティティの問題をはじめ、私たちの社会の中に偏在する多様なゆらぎ、境界、そしてその侵犯をめぐる作品を紹介します。

[画像: スプツニ子!「菜の花ヒール」(2011-12)撮影:SHIMA Takuya]

スケジュール

2012年11月17日(土)〜2013年3月3日(日)

開館情報

時間
11:0018:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
展示替期間・年末年始休館
備考
年末年始(12/28-1/4)、保守点検日(2/10)は休館
入場料一般と大学生: 500円、高校生以下無料
会場NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]
https://www.ntticc.or.jp/
住所〒163-1404 東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー 4F
アクセス京王新線初台駅東口より徒歩3分、小田急小田原線参宮橋駅より徒歩11分、都営大江戸線西新宿五丁目駅A2出口より徒歩12分
電話番号0120-144199
関連画像

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