石本藤雄「布と陶 ―冬―」

スパイラル

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フィンランドのライフスタイルブランド「マリメッコ」のテキスタイルデザイナーとして世界的に知られる石本藤雄。フィンランドの広大な自然を題材にしながら、どこか日本的な感性を感じさせる石本の作風は、フィンランドのテキスタイルデザインの世界に新しい風を吹き込み、現在も世界中で愛されています。一方で、1989年から現在に至るまで、フィンランドを代表する陶器メーカー「アラビア」のアート・デパートメント・ソサエティで、自身のライフワークとして想像上の草花や自然の風景を
モチーフとした陶芸作品の制作を続けています。ファブリックと土、まったく性質が異なる素材を扱いながら、石本の作品には自然へのまなざしや鋭い色彩感覚など一貫した美意識が感じられます。2010年11月にはフィンランドの芸術家に贈られてきた最高位の勲章、フィンランド獅子勲章プロ・フィンランディア・メダルを受勲、翌年8月には日本において旭日小綬章を受章するなど、アーティスト・石本藤雄への注目はますます高まっています。
国内で2回目の大規模個展となる本展では、石本の陶芸作品とファブリックによって、スパイラルガーデンにさまざまな表情を持つ豊かな「冬」の姿が立ち現れます。吹き抜けから自然光が降り注ぐ円形のスペース、アトリウムには、これまでのイメージとは大きく異なる黒い土を使用し、土の質感をそのままに焼き締めた花々や、黒や白の釉薬を用いて夜の蓮池やその水面に映る月をイメージした陶芸作品とともに、広大な水辺の光景を思わせる「セランネ」を中心としたマリメッコのファブリックを
展示。凍てつく冬景色を想起させる極限まで色彩を押さえた空間がひろがります。
アトリウムに隣接するギャラリーには、冷たい大地に息づく小さな命を象徴するように、色鮮やかな花のレリーフが並びます。また2階へと続く 大階段(エスプラナード)には、マリメッコでの作品の中から、長く厳しい季節に人々の暮らしを暖かく彩ってきたファブリックやシャツ、ドレスやスカーフ、生地サンプルのアーカイヴなどを展示します。
フィンランドのアートとデザインが注目される昨今、70年代からヘルシンキで創作活動を続ける一人の日本人作家の過去から
現在を紐解く展覧会にぜひご期待ください。
[画像: 石本藤雄「SELÄNNE」 (2003) © Marimekko Corporation]

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スケジュール

2012年12月12日 ~ 2013年01月14日
12月30日~1月4日までは休館

アーティスト

石本藤雄

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