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浜口陽三 「生まれ出ずる光」

ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション
終了しました

アーティスト

浜口陽三
20 世紀を代表する版画家の一人、浜口陽三の名品展を開催します。

浜口陽三(1909-2000)は、戦後いちはやくパリに渡り、銅版画の新しい技法(カラーメゾチント)を開拓しました。その技法を使った作品は、国際版画コンクールで次々とグランプリを受賞し、オリンピックのポスターに使用されたこともあります。浜口の編み出した技法のしくみは、現在のオフセット印刷とよく似ています。色の三原色である赤、青、黄、と黒の 4 色を刷り重ねて、色と影とを表現しました。しかし版画は手仕事で、気の遠くなる時間をかけて銅の板を一面に刻み、無限の広がりと神秘的なニュアンスを作り出しました。

どの作品も闇の中に見えますが、息をひそめると、かすかな色が息づいているのが感じられます。実際の作品の前に立つと、闇の中に、ほんのりとやさしい光が見えてきます。小さな静物画でありながら、地平線の夜明けが重なってくるような壮大なスケールがあります。この春の展覧会では、浜口陽三の代表作である「パリの屋根」「くるみ」など珠玉の作品約 50 点を展示します。

[画像: 浜口陽三「青いガラス」(1957) カラーメゾチント]

[関連イベント]
●モノクロームメゾチント体験教室(初心者向け)
モノクロームメゾチント技法を使って製版から刷りまでを行い、1 回の実習でポストカード大の作品を完成させます。
4月7日(土)、4月28日(土)各日14:00~17:00
講師: 江本創
定員: 18名(抽選)
参加費: 1800円+入館料

●銅版画自由教室(経験者向け)
当館で体験教室に参加したことがある方限定で作品制作の場所を提供いたします。(※技法はモノクロームメゾチントに限る。)
4月8日(日)14:00~17:00
定員: 15名(抽選)
参加費: 500円+入館料

申込み詳細は公式ホームページをご覧ください

スケジュール

2012年4月3日(火)〜2012年5月6日(日)

開館情報

時間
11:0017:00
土曜日・日曜日・祝日は10:00から
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
年末年始・夏期・展示替え期間休館
備考
4月30日は開館
入場料一般 600円、大学生・高校生 400円、中学生以下 無料
会場ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション
http://www.yamasa.com/musee/
住所〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町1-35-7
アクセス東京メトロ半蔵門線水天宮前駅3番出口より徒歩1分、東京メトロ日比谷線人形町駅A2出口より徒歩8分、都営浅草線人形町駅A5出口より徒歩10分
電話番号03-3665-0251
関連画像

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