「クラインマイスター: 16世紀前半ドイツにおける小画面の版画家たち」展

国立西洋美術館

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版画制作が興隆した16世紀前半のドイツでは、優れた腕を持つ版画家たちが数多く活躍していましたが、そのなかより葉書大からときに切手大の小さな版画をつくる作家たちが登場します。バルテルとゼーバルトのベーハム兄弟やゲオルク・ペンツ、ハインリヒ・アルデグレーファーら、そうした版画家たちは、小型の作品サイズにちなみ、クラインマイスターと呼ばれることとなりました(クライン/kleinは、ドイツ語で「小さい」の意)。

クラインマイスターたちの作品は大きな人気を博し、ヨーロッパのみならず、17世紀初頭にはインドにまで伝播していたことが確かめられます。その成功の理由は、緻密な線で構成された小さな画面が当時の収集家たちに愛好されたことなどに加え、主題の面白さにも求められるでしょう。クラインマイスターたちは、収集家たちの趣味に応え、伝統的な聖書主題にとどまらず、新奇な主題や大胆な表現も積極的に取り上げました。そして、古代神話や寓意、歴史、農民や兵士の姿のほか、ときにエロティックなものなども小画面に描き出したのです。

今回の展示では、当館が所蔵するクラインマイスターたちの版画をご覧いただきます。また、彼らの小型版画の制作に大きな影響を与えたとされるアルブレヒト・アルトドルファーの作品をも併せて展示します。小さな画面に当時の時代の空気を感じ取っていただければ幸いです。

[画像:ゲオルク・ペンツ「渇く者に水を与える」連作「慈悲の行い」より (1534)]

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2012年06月13日 ~ 2012年09月17日

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