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本橋成一 「屠場」

原爆の図 丸木美術館
終了しました

アーティスト

本橋成一
本橋成一写真展「屠場」は、大阪・松原の新旧屠場で働く人々を約30年にわたって記録したものです。
人が自らの手で牛を殺す。それは作者が初めて目の当たりにした光景でした。
屠場で牛と向い合う作業員の姿には威厳がありました。それは、いのちを奪うものとして長い差別の中で彼らを支えてきた職人としての誇りではないか。その誇りを保ち続けてきた源は、日々のいのちとの関わりではないだろうか。いつから私たちはいのちが見えなくなったのだろうか。
本来いのちあるものは、己のいのちを保つために、いのちがけで他のいのちを食むのです。そうして生と死を日常的なこととして付き合ってきました。しかし、いま日本をはじめ、食にあふれた国々では、食する生きものたちを屠るために機械や電気を使い、自らの手で殺さなくなりました。便利になり、合理化され、きれいになったことにより、その生と死がいつの間にかベールに包まれたように見えなくなってしまったようです。
筑豊の炭鉱やチェルノブイリの被災地の暮らしを記録し続けてきた本橋成一が見つめる、いのちの根源。モノクロ写真約55点を、丸木美術館で展示します。

[画像: 本橋成一]

スケジュール

2012年11月23日(金)〜2013年1月19日(土)

開館情報

時間
9:0017:00
12月~2月は9:30〜16:30
休館日
月曜日
年末年始は休館
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
入場料一般 900円、中学生・高校生・18歳未満 600円、小学生 400円、60歳以上 800円
展覧会URLhttp://www.aya.or.jp/~marukimsn/kikaku/2012/2012motohashi.html
会場原爆の図 丸木美術館
https://marukigallery.jp/
住所〒355-0076 埼玉県東松山市下唐子1401
アクセス東武東上線森林公園駅南口よりタクシーで12分、東武東上線東松山駅東口より市内循環バス「丸木美術館東」下車徒歩2分
電話番号0493-22-3266
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