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「New Horizontal Hold: 腰掛けから建築へ」展

リビングデザインセンターOZONE
終了しました

アーティスト

瀬尾憲司、小田切駿、滝本信幸
建築の起源を考えることは楽しいことです。「大地から臀部を伝わって身体にこみあげる冷気が、彼を心底ブルーにさせた。彼は、二つの石の上に木片をおいてそこに腰掛けてみた。するとたちまち、体は回復し彼は壮健になった。ふと下を覗いてみると、そこにかすかな空間ができていた。それはユカ-第二の大地New Horizontal Hold-であった。大地を一枚はがし、浮かしたところに新しい大地が生じていた。やがてその方法は建築となった。」腰掛けは水平のユカをもち自立する構造をもっています。相応の荷重を負担し、貧乏ゆすりに耐え、ひっくり返されたり、あらゆる方向からの過重に耐えなければなりません。腰掛けは建築のひな形:モデルであるとすると、世界の有名建築を腰掛けとし、腰掛けからこれまでにない建築のかたちを検討することもひとつの方法です。

本展ではこの考えを基に製作した作品を展示します。この建築に座るとどうなるか…この腰掛が基礎を持っているとしたらどんな建築になるか…建築と腰掛けのスケールを曖昧にして、実物の腰掛け×建築=New Horizontal Holdを製作しました。会場では、その歴史や未来を検討するための模型や図面、資料も公開します。 本展をとおして未来の「腰掛け都市」を見いだしてください。 また、腰掛けを使っていくつかの建築と事物を巡るレクチャーも開催します。

[シンポジウム]
建築、芸術、構造、ランドスケープ、歴史、これらの視点から建築の根源を探っていきます。展示されている腰掛け-New Horizontal Hold-に座って聞くことができます。入場無料、先着順。申し込み不要。直接ご来場ください。
1.「腰掛け、床、ランドスケープ」
日時:3/17(土)17:00~19:00
出演:石川初(ランドスケープデザイナー)、福島加津也(建築家)、佐藤淳(構造家)
2.「人はなぜ建築を建築と見なすか」
日時:3/18(日)17:00~19:00
出演:岡崎乾二郎(構造作家・批評家)、中谷礼仁(歴史工学家)

*当展示は、7F「リビングデザインギャラリー」にて開催されます。

スケジュール

2012年3月15日(木)〜2012年3月20日(火)

開館情報

時間
10:3018:30
休館日
水曜日
水曜日が祝日の場合は開館、 夏期・年末年始休館
入場料無料
展覧会URLhttp://newhorizontalhold.wordpress.com/
会場リビングデザインセンターOZONE
http://www.ozone.co.jp/
住所〒160-0023 東京都新宿区西新宿3-7-1 新宿パークタワー 3-7F
アクセス京王新線初台駅北口より徒歩10分、都営大江戸線都庁前駅A4出口より徒歩10分、小田急小田原線参宮橋駅より徒歩12分、JR新宿駅南口より徒歩15分
電話番号03-5322-6500
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