終了した展覧会・イベントです

「印象派を超えて - 点描の画家たち - 」 展

国立新美術館
終了しました

アーティスト

フィンセント・ファン・ゴッホ、ジェルジュ・スーラ、ピート・モンドリアン、ポール・シニャック、テオ・ファン・レイセルベルヘ
19世紀末から20世紀前半のヨーロッパ絵画において色彩は、外界の事物を再現するという役割から次第に解放され、ひとつの表現として自立していきます。色彩の独立は、印象派の筆触分割に、その萌芽を見出すことができます。新印象派の代表的な画家であるスーラは、印象派の感覚的な筆触分割には飽きたらず、科学的な知識をもとに独自の点描技法を開拓しました。色彩を純色の小さな点に分解して描く分割主義は、フランスを超えてヨーロッパ各地に瞬く間に広がります。そして、シニャックによる理論化にも後押しされて、抽象絵画の創設にも大きく貢献しました。オランダからパリに出たファン・ゴッホは、新印象派の技法に大きな着想を得て色彩を探求し、やはり点描を通過したモンドリアンは後年、三原色に分割された宇宙的な調和に満ちた抽象絵画へと到達したのです。本展は、ファン・ゴッホの優れたコレクションで知られるオランダのクレラー=ミュラー美術館の特別協力のもと、スーラ、ファン・ゴッホ、モンドリアンを中心にした、フランス、オランダ、ベルギーの画家たちによる色彩の探求を検証するものです。国内の所蔵機関の協力も得て一堂に展示される、油彩画、水彩画、素描、約90点にも及ぶ珠玉の作品を通じ、絵画の真髄ともいえる色彩の輝きを新たな目で捉えなおします。

会場: 国立新美術館 企画展示室1E

[関連イベント]
記念講演会
日時: 10月14日(月・祝) 14:00~15:30
講師: 坂上桂子(早稲田大学文学学術院教授)
会場: 国立新美術館 3階講堂
定員: 先着260名

解説会
日時: 10月20日(日)、11月7日(木) 14:00~14:45
講師: 本展担当研究員
会場: 国立新美術館 3階講堂
定員: 先着260名

スケジュール

2013年10月4日(金)〜2013年12月23日(月)

開館情報

時間
10:0018:00
金曜日・土曜日は20:00まで
休館日
火曜日
火曜日が祝日の場合は開館し翌日休館
年末年始休館
入場料一般: 1500円、大学生: 1200円、高校生: 800円、中学生以下および障害者手帳をご持参の方(付添の方1名を含む)は無料
展覧会URLhttp://km2013.jp/index.html
会場国立新美術館
http://www.nact.jp
住所〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
アクセス東京メトロ千代田線乃木坂駅6番出口より直結、東京メトロ日比谷線・都営大江戸線六本木駅7番出口より徒歩4分
電話番号03-5777-8600
関連画像

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