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映画上映「ANPO」

アップリンク・ファクトリー
終了しました

アーティスト

リンダ・ホーグランド、会田誠、朝倉摂、石内都、横尾忠則
今から半世紀前の60年安保当時、熱かった日本をアーティストがどのように表現したのか。1960年6月に日米安全保障条約が岸信介政権下で自動更新されるまでの一ヶ月間、国会周辺は安保に反対する市民のデモで溢れかえりました。1945年の敗戦からまだ15年しかたっていないその時代、学生、労働者、主婦など様々な立場の人が参加したこの運動を一つにした最大の原因は「二度と戦争をしたくない」という市民の強い意志だったことをアーティストたちは語っています。
本作『ANPO』を監督した、リンダ・ホーグランドは、日本の映画業界人の間では、海外映画祭に出品する際の通訳や英語字幕翻訳者として知られる、日本で生まれ育ったアメリカ人です。彼女は、字幕翻訳の仕事を通して日本映画を深く知るにつれ、1960年の安保闘争が、当時を経験した映画監督に大きなトラウマを残していることに気づきました。さらに、当時のアーティストたちが絵画や写真を通して安保問題、米軍基地問題を表現しており、日本にも市民による“抵抗”の歴史がある事を発見しました。そのことが、ホーグランド監督のこの映画制作のきっかけになっています。「60年安保闘争とは何だったのか、彼らを闘争に掻き立てたのは何だったのか、そして、その後遺症として未だに日本に残る米軍基地が日本にどういう影響を及ぼしているのか等を映画という形で表現することに決めました」とホーグランド監督は語っています。
現在も日本は、沖縄の普天間基地の問題など、安保に象徴される日米の関係を、根本的にはなにも問い直しをせずに棚上げしてきました。『ANPO』は、日本で生まれ育ったアメリカン人リンダ・ホーグランド監督が、60年安保を知るアーティストたちの証言と作品を通して、日本とアメリカの関係の問い直しを日本人に迫るドキュメンタリーです。

※上映スケジュールについては劇場ホームページをご確認下さい。

スケジュール

2013年9月8日(日)〜2013年9月11日(水)

開館情報

時間
11:0021:00
備考
9月9日(月)は休映
入場料800円
展覧会URLhttp://www.uplink.co.jp/movie/2013/16686
会場アップリンク・ファクトリー
http://www.uplink.co.jp/event
住所〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町37-18 トツネビル 1F
アクセスJR渋谷駅A0出口より徒歩10分、京王井の頭線神泉駅北口より徒歩10分、東京メトロ千代田線代々木公園駅4番出口より徒歩10分
電話番号03-6825-5502
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