終了した展覧会・イベントです

「『もののあはれ』と日本の美」

サントリー美術館
終了しました
平安時代から使われてきた「もののあはれ」という言葉は、現代を生きる私たちにも雅な響きをもって耳に届きます。人生の機微や四季の自然の移ろいなどに触れた時に感ずる、優美で繊細なしみじみとした情趣を意味し、今私たちが心癒される美しさと無縁ではありません。『古今和歌集』や『源氏物語』に代表されるように、古来、日本人は自然の美しさに人生の喜びや哀感を託して和歌を詠み、物語を紡いできました。とくに平安時代からの貴族の暮らしの中で、春の桜、秋の紅葉や秋草、鶯や時鳥などの季節の移り変わりを告げる鳥、夜空に輝く月や冬に降り積む雪が、「もののあはれ」を誘う風物としてこよなく愛されてきたことは、各時代の文学や、芸術作品に明らかです。本展覧会では、自然の美しさを描いた絵巻や屏風、漆工や陶磁器などから平安時代以来の美術の流れを辿り、日本の美の根底に息づく「もののあはれ」をめぐる美的理念や、自然の移ろいに心動かされた人々の思いを明らかにしていきます。

[関連イベント]
記念講演会「歌の心・絵の心 ― 日本人の美意識」
日時: 2013年5月25日(土)14:00~15:30
講師: 高階秀爾氏(東京大学名誉教授・大原美術館館長)
会場: 6階ホール
定員: 100名
聴講料: 700円(別途要入館料)

日本文化の伝承プログラム(事前申込制)
親子向け教室「漆芸のひみつ Part.2~蒔絵の技法」 (仮称)
日時: 2013年6月1日(土)10:30~12:30
講師: 室瀬和美氏(重要無形文化財保持者〔蒔絵〕)
会場: 6階ホール
定員: 20組(40名)
参加費: 2000円(別途要入館料)

特別講座「漆芸入門 Part.2~蒔絵の技法」
日時: 2013年6月1日(土)14:30~16:30
講師: 室瀬和美氏(重要無形文化財保持者〔蒔絵〕)
会場: 6階ホール
定員: 40名
参加費 1500円(別途要入館料)

※関連イベント詳細、お申し込み方法は公式ホームページをご覧ください。

スケジュール

2013年4月17日(水)〜2013年6月16日(日)

開館情報

時間
10:0018:00
金曜日・土曜日は20:00まで
休館日
火曜日
展示替期間・年末年始休館
※展覧会により異なる場合があります
入場料
展覧会URLhttp://www.suntory.co.jp/sma/exhibit/2013_2/index.html
会場サントリー美術館
http://www.suntory.co.jp/sma/
住所〒107-8643 東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア 3F
アクセス都営大江戸線六本木駅8番出口より直結、東京メトロ日比谷線六本木駅直結、東京メトロ千代田線乃木坂駅3番出口より徒歩約3分
電話番号03-3479-8600
関連画像

各画像をタップすると拡大表示します