山路紘子「スター」

NANZUKA

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本展は、山路にとってのギャラリーデビュー個展となります。
山路紘子は、1983年三重県生まれ、武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コースを修了しました。既に国内では「アートアワード東京」(2008年)、「群馬青年ビエンナーレ」(2008年)、「所沢ビエンナーレ引込線」(2009年, 2011年)などの展覧会に参加し、また2012年には "VERLANGSAMTE PERFORMANCE" (Van Horn, Duesseldorf Germany)、"Hiroko Yamaji, Stephan Ruderisch, Daniel Schubert" (Galerie Gebr.Lehmann Dresden, Germany) とドイツにて2つのグループ展に参加するなど、国内外で着実にその評価を高めてまいりました。
山路は、日常的な風景やモチーフを効果的にトリミングし、それらをリズミカルに再構築する手法で印象的な画面を作り出します。マクロ的な視野とミクロ的な視点を同時に組み合わせながら生み出される抽象的な画面は、山路が繰り返す対象との対話の蓄積でもあります。
山路の作品は、一見すると抽象画に見えますが、その制作態度はむしろ写実的です。山路は、「執拗に見る」ことを何よりもその創作過程で重用視しています。執拗に見ることで、自然と沸き上がってくる感情や、浮かび上がる形態、耳に届く旋律を、彼女は待っています。あるいは、絶対に見たいものを捉えることのできる瞬間を待っています。同様のアーティストを挙げるとすれば、自らの視覚すら疑ったリアリスト、ポール・セザンヌを思い起こさせます。しかし、山路の作品には疑いはありません。山路は自らの作品に物語ではなく、真実を求めています。彼女と彼女の作品と観賞者との間で生まれる新しい関係性という事実、あるいは彼女が発見した些細なモチーフ、意識に留めた社会問題などと、彼女の描き出す作品との間の事実関係です。
山路は、絵画がいかなる主題や意味をも超えて、「ただの絵具」になればいいと語っています。「何が描かれているかはどうでもよいことで、絵を描くことで形の持つシンボルをシンボルの役割から解放させたい。美しく絵具に戻れば、それは幸福なことだ」と語る山路は、大胆かつ核心的に現代美術の流れに一石を投じようとしているかのようです。
本展では、山路が母校のエキシビションスペースgFalでの個展、ベルリンでの3ヶ月の滞在制作などを経て、2012年以降制作した新作約7点の発表を予定しております。

メディア

スケジュール

2013年01月26日 ~ 2013年03月02日

オープニングパーティー 2013年01月26日18:00 から 20:00 まで

アーティスト

山路紘子

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