「楽園創造(パラダイス) - 芸術と日常の新地平 - vol.2 池崎拓也」展

Gallery αM

poster for 「楽園創造(パラダイス) - 芸術と日常の新地平 - vol.2 池崎拓也」展

このイベントは終了しました。

第2弾を飾るのは、日常的な事物の存在をそれぞれが有する文脈から外した上で独自な方法論によって世界構築を具現化する作家、池崎拓也である。彼が作品素材として用いる事物たちが「オブジェ」という名称を与えられ、美術史上に登場したのは、奇しくも前述の「ダダイスム」という反芸術思想の実践によってであった。ここで、もう少し「オブジェ」という用語に対して正確に記す必要があるかもしれない。様々な固有名詞を持っていた事物たちが、それぞれに付されていた名称を剥奪されて匿名的な単なる事物(オブジェ)とされながら、唐突に芸術作品の主題(シュジェ)としての立場に晒された、というのが「オブジェ」に対するより正確な説明であろう。もちろん、「ダダ」の反芸術的精神を尊重するならば、主題となった「オブジェ」の出自を問うこと自体に意味が無いことは当然であるし、さらには、主題としてどのような役割を果たすのかを問うことも許されないであろう。果たして、池崎は、「オブジェ」の前述した誕生の経緯を尊重するかのように、それぞれが有していた役割を剥奪した上で、それぞれに与えられた機能というものが何であるのかを特定することが困難と思われるような構造をその事物たちに用意し、鑑賞する者は、判断を中断することを余儀なくされる。と同時に、それらの「オブジェ」たちに秘かに新たな役割が与えられていることもある。そのようにして構成された事物たちが全体として顕現する表象は、反芸術的世界からは乖離したものになり、鑑賞する者は知らぬ間に池崎のフィクショナルな世界構築に取り込まれるだろう。そして彼らは、池崎のそのスリリングな「楽園創造」に全面的に対峙することになる。

[画像: 池崎拓也]

[関連イベント]
アーティストトーク
日時: 5月25日(土) 17:00~18:00

αMトークイベント「楽園という平和について」
出演: 池崎拓也、竹川宣彰
日時: 6月14日(金) 19:00~
会場: gallery αM
予約不要・参加無料

メディア

スケジュール

2013年05月25日 ~ 2013年06月29日

オープニングパーティー 2013年05月25日18:00 から

アーティスト

池崎拓也

Facebook

Reviews

All content on this site is © their respective owner(s).
Tokyo Art Beat (2004 - 2017) - About - Contact - Privacy - Terms of Use