終了した展覧会・イベントです

「オバケとパンツとお星さま―こどもが、こどもで、いられる場所」展

東京都現代美術館
終了しました

アーティスト

ゼロゼロエスエス、松本力、はまぐちさくらこ、デタラメ星座協会、トラフ建築設計事務所
日頃、当館の活動で接する多くのこどもたち(幼児〜小学生)の様子をみていると彼らに共通して起こる動きがあります。それは、「走ること」、「さわること」、「はしゃぐこと」。これらはこどもならばだれもがもっている本能のようなものです。一方で美術館には「走らない」、 「さわらない」 、「さわがない」という“ルール”があります。それはこどもが本来もつ身体を用いた表現方法を抑制することになるように見えます。もちろん、こどもたちに社会のルールのひとつとして美術館でのふるまいを身につけてもらうことは、社会性を身につける意味で大変重要なことであるのはいうまでもありません。しかしながら、こどもたちの特徴であるさわったり、はしゃいだりする行動を抑制せずに、また安全に楽しんでもらえる展覧会を開催することで、逆に美術館のルールを意識してもらうことも可能ではないでしょうか。本展は、幼児から小学生のこどもたちを主な対象とし、こどもが、こどもで、いられる場所を目指して、美術館での鑑賞方法を楽しく学ぶとともに、自然なふるまいを抑制することなく美術に親しむ契機を創り出すことを目的に開催します。展示は、こどもたちの興味を引き付けるもの−「オバケ」と「パンツ」と「お星さま」− をキーワードとした5人(組)のアーティストの作品で構成されます。「オバケ」は、見えないものを見る力=“想像力”“好奇心”であり、恐怖に打ち勝つ力=“勇気”を象徴し、「パンツ」は、大切なものを守るものでありオムツからパンツへという“成長の過程”を象徴します。「お星さま」は、“ファンタジーの世界”を表し、光、希望、未来を象徴するものです。これらの3つのキーワードは、こどもの興味を引き付けるとともに「こども」そのものを象徴する言葉として捉えることが可能ではないでしょうか。これらのキーワードをもとに、作品の鑑賞だけでなく、参加体験型のアイテムやプログラムによって作品を体感し、その感覚を自由に語り合うことで、こどもが本来もつこどもらしい反応を引き出し、自在な発想がもたらす創造の楽しさをこどもたちとともに、大人の方々にも実感していただきたいと思います。

[関連イベント]
夏の親子ワークショップ「オバケのかかしとパンツのかかし」(事前申込制)
展覧会の作品をヒントに、商店街から美術館へと道案内をするかかしをつくります。
日時: 7月13日(土)10:30~15:30
企画・制作指導:はまぐち さくらこ、松本 力(本展参加作家)
対象: 小学生以上のお子さんとそのご家族
参加人数: 20組(応募者多数の場合は、抽選)
参加費: 3000円

「MOT美術館講座」
展覧会をより深く楽しむための講座。こどもから大人まで、だれもが楽しめる本展参加作家によるパフォーマンスや音楽会、ツアーなどを開催する予定です。
日時: 8月3日(土)トラフ建築設計事務所(鈴野 浩一、禿 真哉)
8月10日(土)村井 啓哲(デタラメ星座協会代表)
8月11日(日)松本力 
8月17日(土)はまぐちさくらこ
8月18日(日)はまぐちさくらこ 
8月24日(土)ゼロゼロエスエス
※関連イベント詳細、お申し込み方法は公式ホームページをご確認ください。

[画像: はまぐちさくらこ 《オバケとぱんつとおほしさま》2013年]

スケジュール

2013年6月29日(土)〜2013年9月8日(日)

開館情報

時間
10:0018:00
休館日
月曜日
展示室入場は閉館の30分前まで
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
年末年始休館(12/28〜1/1)
備考
7月15日(月)は開館、7月16日は休館
入場料一般 1000円、大学生・65歳以上 800円、中・高生 500円
展覧会URLhttp://new.mot-art-museum.jp/exhibition/146/1
会場東京都現代美術館
https://www.mot-art-museum.jp/
住所〒135-0022 東京都江東区三好4-1-1
アクセス東京メトロ半蔵門線清澄白河駅B2出口より徒歩9分、都営地下鉄大江戸線清澄白河駅A3出口より徒歩13分、東京メトロ東西線木場駅3番出口より徒歩14分
電話番号050-5541-8600 (ハローダイヤル)
関連画像

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