スザンナ・ニーデラーは2006年より、APSにおける2回を含む計5回の個展と5回のグループ展を日本で行いました。また、2011年、飯野ビルのアート・プロジェクト(他作家:レアンドロ・エルリッヒ、小谷元彦、渋谷清道、山本一弥、平田五郎)に選出され、日比谷公園を借景に、イイノホールの上に位置する29mのルーフ・ガーデン全体をデザインし、恒久的に作品展示をしております。2012年には、3331 アーツ千代田内のギャラリー Jinで個展を、そしてバーゼルのGalerie Maison 44で大規模な個展を作曲家 Wilfried Maria Dannerの音楽作品とともに開くなど、精力的に制作と活動を展開しております。「人と人がわかり合うこと」という本質的なテーマに想いを馳せ、そのエッセンスを一貫したモチーフ“ellipse/楕円”(空白・欠如・ギャップ) に表現したインスタレーションと平面作品は、私たちを静謐な空間へと誘います。ニーデラーが生み出すたおやかな世界を体感して頂ければ幸いです。