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「ようこそ、白牙会展へ ― 茨城洋画界の幕開け」

茨城県つくば美術館
終了しました

アーティスト

辻永、中村彝、熊岡美彦
茨城県内で、美術は、どのように育まれてきたのでしょうか?中でも近代に始まる“洋画”は、どのように広まったのでしょうか?現在、その存在を知る人は少なくなりましたが、1924(大正13)年に水戸で結成されたグループ「白牙会」が、茨城洋画界の幕開けを担いました。会を興したのは、水戸近郊に生まれ、上京して東京美術学校や画塾で洋画を学んだ菊池五郎(1885-1950)、林正三(1893-1947)、寺門幸蔵(1895-1945)の3人です。前年の関東大震災を契機に帰郷した彼らは、洋画をめぐる環境が東京と大きく隔たることに危惧を抱き、故郷に洋画を根付かせ、後身を育てることを決意したのでした。主な活動は、1949(昭和24)年の一次解散まで18回に及んだ公募展の開催です。あわせて、県ゆかりの在京作家である辻永(つじ・ひさし)、中村彝(なかむら・つね)、熊岡美彦(くまおか・よしひこ)らの作品、あるいはロダンをはじめ西洋美術作品を借用して展示するなど作家自身の献身的な活動が、会を支えました。結成から約20年に及んだ会の活動には、のべ500名以上の作家が関わることとなります。本展では、本県洋画の礎を築いた白牙会の誕生の経緯を詳らかにしながら、会に参加した多彩な作家を紹介することで、活気に満ちた戦前の茨城洋画史をひもときます。

スケジュール

2013年10月26日(土)〜2013年12月1日(日)

開館情報

時間
9:3017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
年末年始休館
備考
休館日: 10月28日(月)、11月5日(火)、11月11日(月)、11月18日(月)、11月25日(月)
入場料一般 480円、高・大生 380円、小・中生 280円
会場茨城県つくば美術館
http://www.tsukuba.museum.ibk.ed.jp/
住所〒305-0031 茨城県つくば市吾妻2-8
アクセスつくばエクスプレス つくば駅A2出口より徒歩3分、JR常磐線土浦駅西口よりバス27分「つくばセンター」下車徒歩3分
電話番号029-856-3711
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