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石田徹也 「ノート、夢のしるし」

足利市立美術館
終了しました

アーティスト

石田徹也
石田徹也は現代社会を鋭く風刺する画風で知られる画家です。1990年代のバブル崩壊後、世の中の価値観が大きく変わろうとする中で、社会に渦巻く不安に目を向け、時に辛辣に、時にユーモラスに描き続けました。1973年、静岡県焼津市に生まれた石田徹也は、武蔵野美術大学を卒業後、広告グラフィックを意識した作品で頭角を現します。気鋭の画家として徐々に注目を集めはじめた矢先、踏切事故により31歳の若さでその生涯を閉じました。没後は遺作展や遺作集、また多くのメディアでも取り上げられ、大きな反響を呼びました。真骨頂ともいえる、さまざまな器物や風景と合体した「自画像」は、石田のまなざしを通した、現代社会における匿名のものたちの象徴であり、痛みや矛盾を抱えて生きる人々の表現として、見るものの共感を呼んでいます。

本展では、代表作約110点を核に、石田が遺した51冊ものノートやスケッチブックに描かれた、下絵やアイデアを初公開します。また、石田の言葉を随所に紹介し、制作の過程や思考の跡をたどろうとするものです。混沌とした現代社会と諧謔的に向き合い続けた石田徹也の作品は、本当の幸せとは何かを考え直すきっかけを私たちに与えてくれるのかもしれません。


[関連イベント]
「開催記念対談」※要予約
日時: 9月15日(日) 14:00〜
アーティスト: 大迫修三(公益社団法人 日本グラフィックデザイナー協会 事務局長)、堀切正人(常葉大学准教授)
定員: 80名

「学芸員によるギャラリートーク」
日時: 9月28日(土)、10月13日(日)、10月26(土) 各日14:00〜

[画像: 石田徹也 「飛べなくなった人」(1996年)]

スケジュール

2013年9月7日(土)〜2013年10月27日(日)

開館情報

時間
10:0018:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
年末年始休館
入場料一般 700円、高大生 500円、中学生以下 無料
会場足利市立美術館
http://www.watv.ne.jp/~ashi-bi/
住所〒326-0814 栃木県足利市通2-14-7
アクセス東武伊勢崎線足利市駅北口より徒歩8分、JR両毛線足利駅南口より徒歩10分
電話番号0284-43-3133
関連画像

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