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「岡本太郎 ─潜在的イメージ」 展

川崎市岡本太郎美術館
終了しました

アーティスト

岡本太郎
岡本太郎の作品は、何が造形されているのでしょう。 その謎に応えてくれるのが、デッサンやエスキース、そしてマケットです。 岡本が作品を制作するとき、まずイメージがあり、それを紙に鉛筆や墨を用いてデッサンとして描きとめ、エスキースやマケットを経て作品へと結実されるオーソドックスな手順がとられることが普通でした。岡本は自らの作品制作について、「衝動から実現まで―私の創作過程」(1957年5月『増刊美術手帖』)において、ただ「描きたい」という衝動ではなく、「こういうもの」を表現したいという情熱からはじまると述べています。そして、モチーフを繰り返しデッサンするなかで明確なイメージをつかみ、設計図としてのエスキースを制作したのちに、作品の制作に取り組み完成させると述べています。 こうして、抽象化され、デフォルメされたイメージは、様々な表情を持つ、多様な時間を封じ込めた普遍的なイメージとして結実され、鑑賞者の理解にある程度の幅を与えています。その結果、鑑賞者は、作品を通して自分の潜在意識を観ることとなるのです。そして、作品理解の許容される範囲として、作品には、作者によってタイトルが付与されるのです。 本展では、岡本太郎の作品を、デッサン等と併せてご覧き、岡本作品に込められた潜在的イメージをご紹介致します。
[画像: 岡本太郎「夢の鳥」(1951) 油彩]

スケジュール

2013年4月11日(木)〜2013年7月7日(日)

開館情報

時間
9:3017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
年末年始休館
備考
休館日: 月曜日(4月29日および5月6日を除く) 、4月30日、5月7日
入場料常設展のみ開催期間(4月19日まで)一般 500円、高・大学生・65歳以上 300円、中学生以下無料、企画展開催期間(4月20日~7月7日 ※本料金で企画展もご覧いただけます)一般 800円、高・大学生・65歳以上 600円、 中学生以下無料
会場川崎市岡本太郎美術館
http://www.taromuseum.jp/
住所〒214-0032 神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-5
アクセス小田急線向ヶ丘遊園駅南口より徒歩17分、向ヶ丘遊園駅南口よりバス「生田緑地入口」下車徒歩8分、JR南武線武蔵溝ノ口駅または東急田園都市線・大井町線溝の口駅北口よりバス(向ヶ丘遊園駅南口行き)「生田緑地入口」下車徒歩8分
電話番号044-900-9898
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