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「津軽ぬくもりの器 - 津軽塗伝統工芸士作品 - 」展

リビングデザインセンターOZONE
終了しました
「津軽塗」は青森県弘前市を中心に製作される伝統工芸品です。江戸時代から脈々と受け継がれてきた漆器は、堅牢で実用性と優美さを併せ持つことで知られます。その「研ぎ出し変わり塗り」という技法は、幾重にも塗り重ねた漆を平滑に研ぎ出して模様を表す方法で、数十回の工程を繰り返し、2ヶ月以上を費やすことによって、複雑で美しい漆模様と頑丈な触感を生んでいます。現代に伝わる技法には「唐塗」「七々子塗」「紋紗塗」「錦 塗」の四つがあります。
本展は、津軽塗伝統工芸士たちがつくる二つのコンセプト作品:心の器「いのり」と食の器「おべんとう」を紹介するものです。東北の気候風土、伝統、美意識に育まれた津軽塗ならではの技法を活かして、現代の職人が現在の暮らしにいきる作品の数々を提案、発信します。
大切な人を失うことは、深い悲しみ、募る無念を経験すること。心の器「いのり」は寂しさを乗り越える縁(よすが)として、愛する人が生きた証を示す小さなものを収める器です。いつも傍に感じ、懐かしい思い出を希望につなげる魂の友(Soul Mate)として、東日本大震災で失った人の追憶を手のひらにのる8種類の小さな器に託して発信します。
食べることは、人を幸せにする大切な生の営み。お弁当箱は、栄養のみならず“作ってくれた人”と“いただく人”の思いを伝えあい、コミュニケーションを生む食の器です。津軽塗ならではの技法を活かした多彩な塗り模様の「おべんとう箱」100種類のデザインを展示し、作品ひとつひとつの楽しさと“味”と“和”と“ライフスタイル”を発信します。

[関連イベント]
箸の「研ぎ出し」体験
日時: 1月25日(金)、1月26日(土)、1月27日(日)
定員: 各10名(先着順)、参加無料

伝統工芸士による「研ぎ出し」実演
日時: 会期中連日

スケジュール

2013年1月24日(木)〜2013年1月29日(火)

開館情報

時間
10:3018:30
休館日
水曜日
水曜日が祝日の場合は開館、 夏期・年末年始休館
入場料無料
展覧会URLhttp://www.ozone.co.jp/event_seminar/event/detail/1418.html
会場リビングデザインセンターOZONE
http://www.ozone.co.jp/
住所〒160-0023 東京都新宿区西新宿3-7-1 新宿パークタワー 3-7F
アクセス京王新線初台駅北口より徒歩10分、都営大江戸線都庁前駅A4出口より徒歩10分、小田急小田原線参宮橋駅より徒歩12分、JR新宿駅南口より徒歩15分
電話番号03-5322-6500
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