終了した展覧会・イベントです

白井忠俊 「-タツハシラ‐」

アートハウス あそうばらの谷
終了しました

アーティスト

白井忠俊
白井忠俊は、油彩画を主に制作活動を展開し、2008年より“円筒絵画”を制作しています。“円筒絵画”とは、「縄文土器」「巨樹」「循環」という3つのイメージを持つ、作家による独自の作品形態です。円筒である形は「縄文土器」と「巨樹」を表します。「巨樹」とは、森で出合った樹木のことで、山頂で蛇に出合い、その蛇の姿態に魅了された白井は、そこから生命力を喚起されました。また、大木を螺旋状に締め付けて絡むツタは蛇を連想させます。描かれる内容を示す「循環」とは、縄文人の思考にある時間軸、森の生命観を意味します。繰り返す時間は、円筒面に描かれる蛇の絡み合う姿として表されます。そして、タイトルにある「タツハシラ」とは、日本古来の古文書に登場する子作
りの場面を指します。生物の根源的な行動やその対象となる姿は、太古より神格化、シンボル化されています。蛇もそのひとつであり、子孫繁栄の神や干支の一支、さまざまな文様に見ることができます。このように、白井の作品は複数の視点を交差させながら、古代美術や神話、生命観を考察することにより生み出されています。

[関連イベント]
ギャラリートーク
日時: 9月29日(日) 13:00~
出演者: 白井忠俊 作家による作品解説、鶴岡清次(市原米沢の森を考える会 代表) 里山保全とは何か?

スケジュール

2013年9月14日(土)〜2013年10月14日(月)

開館情報

時間
10:0015:30
休館日
展示替期間は休館、開館日はイベントにより異なる
備考
開館時間: 10:00〜16:00、木曜日〜日曜日・祝日のみ開館
入場料無料
会場アートハウス あそうばらの谷
http://www.youroukeikoku.com/spot/asohbara/
住所〒290-0535 千葉県市原市朝生原1083-1
アクセス小湊鐵道養老渓谷駅より徒歩15分
電話番号0436-96-0055
関連画像

各画像をタップすると拡大表示します