木下晋展

永井画廊

終了しました

アーティスト

木下晋

鉛筆(10Hから10B)によるモノクロームで、盲目の瞽女小林ハルさん、元ハンセン病患者の詩人桜井哲夫さんらを正面から見つめ、その内面、深層心理まで深く踏み込んだ絵画は、鑑賞者に闇と光、聖なるものをも喚起させる浄化された祈りの世界に満ちている。2012年に開催された平塚、砺波、足利各美術館での展示は大きな反響を呼んだ。不安に満ちた現代社会において木下芸術に心の糧を求める人が多い証だと思う。本展ではライフワークでもある「合掌図」連作をはじめ、ハルさん、哲夫さんの肖像作品、美術館でも話題になった「ハルばあちゃんの手」(福音館)絵本原画全24点を各々展示する。

[画像: 木下晋「光の中へ」(2012) 紙、鉛筆 128×110cm]

スケジュール

2013年3月4日(月)〜2013年3月22日(金)