「KM カレル・マルテンス」展

ギンザ・グラフィック・ギャラリー

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ある色の上にもう一色を重ねて刷ると、別の色ができる。インキの層を重ねるごとに何らかの効果が生まれることこそが印刷の本質であり、そんな根源的なところに魅せられたというカレル・マルテンス。おもちゃのパーツや工具の部品、鉄の破片など、日常生活の中で見つけてきた“ファウンド・オブジェ”を用いて、さまざまな表面の形状を、風合ある古びた紙の上にプリントする。にごりのない色の重ね合わさった印象的な印刷物の数々が、マルテンスの作品を特徴付けます。それら実験的な印刷作品をはじめ、実際の仕事としてのデザインがふんだんに盛り込まれた作品集『printed matter/drukwerk(印刷物)』が1996年に刊行されると、マルテンスの存在は世界的に受けとめられ、その評価が急速に高まりました。そして2001年に増補第2版、2010年にはさらに増補を重ねた第3版が刊行され、日本のデザイナーたちへも少なからず影響を及ぼし始めています。本展はマルテンスにとって、日本初の個展となります。これまでに制作されたコミッションワークと自主的な実験的作品を、東京のギャラリーという場で新たにインスタレーションとして構成します。同時に、その後のマルテンス作品へとつながる契機ともなった「キネティック・ボックス・コンストラクション」(1964)を進化させた新作も紹介します。それはアムステルダムと東京の時差を示すものであり、2地点の距離感を感じさせるものであり、さらには文化的な違いまで想起させるものかもしれません。マルテンスが現在とらわれている感覚、圧倒的な距離感を超えて、アムステルダムのマルテンスのスタジオと、そこから創りだされる作品が、新たな体験として再現されます。

[関連イベント]
ギャラリートーク
日時: 5月8日(水) 16:00-17:30
出演: カレル・マルテンス
会場: DNP銀座ビル3F 
入場無料/要予約/定員70名
※ご予約は4月中旬より公式HP上にて開始いたします。

※お申込方法の詳細は公式ホームページからご確認ください。

メディア

スケジュール

2013年05月08日 ~ 2013年05月30日

アーティスト

カレル・マルテンス

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