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「浮遊するデザイン 倉俣史朗とともに」展
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「浮遊するデザイン 倉俣史朗とともに」展
埼玉県立近代美術館
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アーティスト
倉俣史朗
柔らかにカーブを描く引き出しの家具。虚実のあわいに漂うような透明な硝子の椅子。倉俣史朗(1934-1991)の世界を前にすると、デザインに対する私たちの考え方は解放され、夢のような境地に誘われます。倉俣史朗は、インテリア・デザイン、家具デザインにおいて傑出した仕事を残しました。60 年代半ばから、いち早く商業空間に斬新な発想でデザインを施し、美術家とも協働して店舗の内装を手掛けます。また、デザインを根本から問い、人間とものとの詩的な出会いをもたらすさまざまな家具を制作しました。その活動は世界からも注目され、81 年にはミラノのデザイン集団「メンフィス」に参加します。この頃を境に倉俣の表現は変化し、70 年代までのコンセプトを重視した手法を発展させながらも、創造デザインの喜びに満ちた作風があらわれるようになります。こうして、赤い薔薇が浮かぶ透明なアクリルの椅子《ミス ブランチ》などの名作が生み出されていきます。そこには、倉俣が追い求めた重力を打ち消す軽やかさ、すなわち自由を象徴する浮遊感覚が見事に結実しています。この展覧会では「浮遊するデザイン」をキーワードに、倉俣の代表的な作品を展示し、ブティックの内装の仕事なども紹介します。また、若き日の倉俣が影響を受けたもの、更には親交のあった美術家やデザイナーの作品もあわせて展示します。
[関連イベント]
講演会
「倉俣史朗のデザインコンセプト/時代・素材・技術」
日時: 8月18日(日)14:30~16:00
講師:沖 健次(東京造形大学教授)
「倉俣史朗のイマジネーションの構造」
日時: 8月25日(日)14:30~16:00
講師:橋本啓子(神戸学院大学専任講師)
会場: 2階講堂
定員: 100 名(当日先着順、開場は 14:00)
参加費: 無料
担当学芸員によるギャラリー・トーク
日時: 7月13日(土)、8月 3 日(土)15:00から30分程度
会場: 2階企画展示室内
ミュージアム・カレッジ「拡張するデザイン」
「企画展〈浮遊するデザイン-倉俣史朗とともに〉について」
内埼玉大学教養学部と埼玉県立近代美術館が共催で実施する市民大学講座です(全4回)。
日時: 7月18日(木)15:00~16:30
講師・平野到(当館学芸員)
「世界のデザイン・ミュージアム」
日時: 8月1日(木)15:00~16:30
講師・暮沢剛巳(デザイン評論家・東京工科大学准教授)
「戦後日本のデザイン史:国際化と日本らしさを求めて」
日時: 8月7日(水)15:00~16:30
講師・井口壽乃(埼玉大学教養学部教授)
「オフ・ミュージアムなアートとデザインの交差する場」
日時: 8月21日(水)15:00~16:30
講師・工藤安代(「特定非営利活動法人アート&ソサイエティ研究センター」代表理事)
会場: 埼玉県立近代美術館講堂(2 階)
参加費: 無料
定員: 100 名
※関連イベント詳細は公式ホームページをご確認ください。
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スケジュール
2013年7月6日(土)〜2013年9月1日(日)
開館情報
時間
10:00 〜 17:30
休館日
月曜日
月曜日が祝日・県民の日の場合は月曜日開館
年末年始・メンテナンス日は休館
入場料
一般 1100円、大・高生 880円、※中学生以下、障害者手帳をお持ちの方(付き添いの方 1 名を含む)は無料
会場
埼玉県立近代美術館
https://pref.spec.ed.jp/momas/
住所
〒330-0061 埼玉県さいたま市浦和区常盤9-30-1
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アクセス
JR京浜東北線北浦和駅西口より徒歩3分
電話番号
048-824-0111
関連画像
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