終了した展覧会・イベントです

「幕末・明治の美女たち」展

太田記念美術館
終了しました

アーティスト

歌川豊国、楊洲周延
浮世絵の長い歴史の中で、常に人気のジャンルであったのが「美人画」、つまり当時の美しい女性たちを描いた作品です。本展でテーマとするのは、その中でも幕末から明治にかけての時代です。大きく世の中が移り変わり、西洋の文化が流入する中で、女性たちは過ぎゆく江戸の装いや、あるいは最新の西洋風の髪型や衣装に身を包み、ファッションを楽しみました。
 当時活躍した浮世絵師たちも、魅力的な女性たちの姿を浮世絵に数多く描いています。本展は三代歌川豊国が描いた幕末の美人大首絵「今様三十二相」、月岡(大蘇)芳年の美人画の代表作「風俗三十二相」、楊洲周延による揃物「真美人」など、当時描かれた美人画を多数展観しながら、激動の時代に生きた美人たちの姿をご紹介する展覧会です。
幕末から明治維新にかけては、国内の政治は不安定となり、幕府や朝廷、諸藩を巻き込んで幾度も戦争が起きています。そのような時代の中、浮世絵師や版元は時に諷刺的な作品を出版する一方で、従来通りの美人画や役者絵といった浮世絵をたくましく出版し続けました。例えば三代歌川豊国の晩年の美人画の揃物「二五五四好今様美人」が描かれた文久3年(1863)は、歴史的には下関事件や薩英戦争が起きた時期にあたります。しかし、美しい彫と摺に彩られた美人画は、まるで当時の混乱した世相とは無関係であるかのように華やかです。

[関連イベント]
・学芸員によるスライド・トーク
本展の担当学芸員が見どころをご案内します。
日時: 2月1日(金)、10日(日)15日(金)14:00~(40分程度)
会場: 太田記念美術館視聴覚室(B1)にて
参加費: 無料(要入場券)、申込不要

スケジュール

2013年2月1日(金)〜2013年2月24日(日)

開館情報

時間
10:3017:30
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
展示替え期間・年末年始休館
備考
2月11日(月)は開館し翌2月12日(火)は休館
入場料
展覧会URLhttp://www.ukiyoe-ota-muse.jp/H2502bakumatumeijinobijo.html
会場太田記念美術館
http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/
住所〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1-10-10
アクセス東京メトロ千代田線・副都心線明治神宮前駅5番出口より徒歩1分、JR山手線原宿駅表参道口より徒歩3分
電話番号050-5541-8600 (ハローダイヤル)
関連画像

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