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「真岡発:瑛九と前衛画家たち」展

栃木県立美術館
終了しました

アーティスト

瑛九、北川民次、オノサト・トシノブ、靉嘔、磯辺行久、池田満寿夫、桂ゆき、草間彌生、ヘンリー・ミラー
戦後1950年代に前衛的な版画や絵画、フォト・デッサンなどに特異な才能を発揮した瑛九(1911-60)は、真岡市の素封家で戦後の新しい美術運動や美術教育の推進者ともなった久保貞次郎(1909-96)と戦前から知己を得ていました。
その縁で、久保の活動に参加した額縁作家の宇佐美兼吉(1916-1999)が瑛九と知り合い、1950年代の貴重な作家刷りのエッチングやリトグラフをはじめとした絵画、フォト・デッサン等254点と、久保貞次郎が支援した作家たちの作品29点のコレクションを形成し、1994年に一括して真岡市に寄贈しました。
本展は、宇佐美コレクションの瑛九作品を第1部とし、第2部では瑛九らのデモクラート美術家協会の作家たちを始め、北川民次、オノサト・トシノブ、靉嘔、磯辺行久、池田満寿夫ら、久保貞次郎周辺の作家たちの作品を、2013年真岡市に寄贈された久保コレクションを中心に構成し、一堂に展観するものです。従来交友が知られていた作家以外にも、桂ゆきや草間彌生、殿敷侃などの初期作品や、深沢史朗、笹島喜平、飯野農夫也ら栃木県・北関東の版画、そして傾倒したヘンリー・ミラーの豊かな水彩画や版画など、久保の幅広い柔軟な視野によって集められた多彩な作品群に驚かされずにはいられません。1972年に開館した栃木県立美術館の現代版画コレクションも、こうした久保貞次郎の版画収集や出版活動と足並みをそろえるように形成されていったのでした。

スケジュール

2014年4月19日(土)〜2014年6月22日(日)

開館情報

時間
9:3017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
展示替期間・年末年始休館
入場料一般 800円、大学生・高校生 500円、中学生以下 無料
展覧会URLhttp://www.art.pref.tochigi.lg.jp/exhibition/t140419/index.html
会場栃木県立美術館
https://www.art.pref.tochigi.lg.jp/
住所〒320-0043 栃木県宇都宮市桜4-2-7
アクセスJR宇都宮駅西口より関東バス「桜通十文字」下車徒歩7分、東武鉄道東武宇都宮駅東口より関東バス「桜通十文字」下車徒歩7分
電話番号028-621-3566
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