尾長良範 + 斉藤典彦 + 山河全「水墨最前線2014 」

日本橋髙島屋 6F / 美術画廊

終了しました

アーティスト

尾長良範、斉藤典彦、山河全

野地耕一郎（泉屋博古館分館長）氏の企画・監修による現代的水墨表現を紹介していくシリーズ企画の第2弾です。今回は、尾長良範、斉藤典彦、山河全の3人の作家を取り上げます。
尾長良範は、「zone」と名付けられた連作において、水墨によるドットの夥しい集まりで瑞々しい生命細胞のような、また、それら集積がひとつの場の宇宙を創り出すような、不思議な世界を表現しています。斉藤典彦は、現実の風景を透明感のある茫洋とした映像美の山水画に昇華してきましたが、墨をメインにすることで更に対象の肉を削ぎ落とし、本質的な現象にまで近づけていきます。山河全は、通常の水墨の描き方とは異なる論理的な技法でフォトリアリズムな作品を発表していますが、モダンな手法の中にも日本の伝統的な絵画に通じる抒情的な空気感を垣間見ることができます。気鋭作家による現代の墨の「意外性」をご覧いただけます。

[関連イベント]
ギャラリートーク
日時: 10月18日（土）15:00-

スケジュール

2014年10月1日(水)〜2014年10月20日(月)