contact Gonzo 「様々な困難を伴う作業の痕跡と音」

山本現代

poster for contact Gonzo 「様々な困難を伴う作業の痕跡と音」

このイベントは終了しました。

『様々な困難を伴う作業の痕跡と音』では、人と人との間の接触にとどまらず、メンバー各々の身体と、「困難」な状況との関係がテーマになっています。まず、関西のゴンゾ事務所の解体と制作の過程で出た廃材を使用し、会場構成を行うことから始まります。その後、段ボールを身に纏い、自分たちのポートレートを背負った彼らは、時速100キロを記録するスピードでフルーツを投げつけられるという半ば狂気の「攻撃」に合いながら、ギャラリーの入り口からその廃材によって構成された空間のなかを、壁をたどり地に足をつけず移動します。彼らの「クライミング」の最終的な目的は自分たちのポートレートを所定の場所に展示することにありますが、このいわば無駄に自らに強いる苦行ともいえるインスタレーションの過程=アンダー・インスタレーション中に起こることを記録し、移動と作業の痕跡と共に公開します。まるでギャラリー空間が戦場であるかのごとく、あたかも爆撃を避けながら荒れ地の中に潜む地雷を踏まぬよう宙を渡り、身体に直接かかり続けている重力という圧力に拮抗しながら、その行動目的を達成しようとする一連の作業全体の記録が、最終的な「作品」として提示される、入れ籠のような構造をもっています。しかしこの容赦ない「戦場」のような状況はそもそも彼らが自分自身で仕掛けたものであり、その状況に自らを投じ困難な作業を強いるという自己完結型マゾヒズムともいえる構成は、状況と身体の関係性だけを表象するのではなく、いわば自分自身とのコンタクトであると言えます。最終的になにが残るかわからない、困難な状況下の作業をとおして身体が可能にする極限の移動の「痕跡」と、同時収録された「音」の展示は、わたくしどもにとってもたいへんスリリリングな試みですが、即興性に留まらず、それをいかにギャラリー内でインスタレーションとして成立させるかという挑戦とその情熱をご覧いただけます。

メディア

スケジュール

2014年04月18日 ~ 2014年05月17日

アーティスト

contact Gonzo

Facebook

Reviews

All content on this site is © their respective owner(s).
Tokyo Art Beat (2004 - 2017) - About - Contact - Privacy - Terms of Use