終了した展覧会・イベントです

「TAMA VIVANT Ⅱ 2014 - 美術・日常のレゾナンス - 」

パルテノン多摩
終了しました

アーティスト

石村まなみ、内田有、高見澤優海、服部憲明、平野早依子、福重美幸子、松井圭太郎、松延総司
「TAMA VIVANT Ⅱ」展は、多摩美術大学美術学部芸術学科・海老塚耕一ゼミのカリキュラムの一環として、学生が中心となって企画・構成・運営する現代の美術・芸術のアニュアル展です。本展の前身となる「TAMA VIVANT Ⅱ」展は、プランナーやプロデューサー、あるいは研究者など、これからの美術・芸術、広義における文化の案内人たる人材を育てたいという故・東野芳明名誉教授の熱い思いからスタートしました。今年は「非日常」をテーマに作品を集めました。「非日常」の出来事は、その本質を汲み取られることなく、過去の出来事との外面的な特徴の類似によって既存のフレームに当てはめられ、私たちの認識という網目を、あっさりとすり抜けていきます。ちょうど「いつもの出来事」として様々な問題が安易に処理されている状況を表しています。既存のフレームに、新たな問題を当てはめて処理する事を繰り返すと、私たち自身や社会のシステムは現実への適応力を次第に失い脆弱となり、思わぬ深刻な事態を招くことになります。
このような私たちの問題は、今日の美術の状況からも見受けられます。現在の日本における美術への関心の重点は、同時代の新しい動向を探るよりも、価値や解釈の定められた一時代前の作品を鑑賞する事にあります。それは、同時代の美術展とクラシカルな展覧会の集客力を比較すると明白な事実です。解釈のフレームが用意された美術作品を鑑賞したい、という見る側の欲求と特徴が表れています。

スケジュール

2014年11月10日(月)〜2014年11月22日(土)

開館情報

時間
11:0019:00
備考
11月18日、19日は休館。開館時間: 10:00〜18:00 最終日は17:00閉場
入場料無料
展覧会URLhttp://www.tamabi.ac.jp/geigaku/tamavivant/
会場パルテノン多摩
http://www.parthenon.or.jp/
住所〒206-0033 東京都多摩市落合2-35
アクセス多摩モノレール多摩センター駅1番出口より徒歩10分、小田急多摩線小田急多摩センター駅南口より徒歩10分、京王相模原線京王多摩センター駅南口より徒歩10分
電話番号042-375-1414
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