本展は、キース・ヘリングの壁画のイズム(muralism)を継承する日本人アーティストによる、長さ約100メートルの壁画が工事現場用仮囲いに展開されます。2期にわたって開催される本展の第1期は、日本のストリート・アートシーンの開拓者であり世界的に活躍するKAMIの壁画が当館野外の八ヶ岳の大地に出現いたします。2000年よりニューヨークを拠点として活動するアーティスト集団「BARNSTORMERS」にオリジナルメンバーとして参加、"HITOTZUKI" としても壁画制作を中心として活動を続けてきたKAMI。スケートボードに乗っているときの瞬間の躍動感と、壁画を描いているときに湧き出る満悦は同じであるというKAMIのフィジカルなムーヴが壁画に現れます。街中の日常から生まれたKAMIのウェイヴが八ヶ岳の大自然に介入する時、創出される新たな波動をお楽しみ下さい。また、本展はゲストキュレーターに、リーガルウォールをはじめストリートのシーンで様々なプロジェクトを手がけている集団en one tokyoを迎え、当館との共同企画により開催されます。