「ネーデルラントの寓意版画」 展

国立西洋美術館

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寓意とは、擬人像や象徴的意味をもつモティーフを組み合わせ、喩えによって抽象的な概念や思想などを表現する方法を意味します。今回の企画では、ヘンドリク・ホルツィウスやヤン・サーンレダムら北方マニエリストたちが16世紀末から17世紀初頭に制作した寓意版画を特集します。
16-17世紀のネーデルラントはヨーロッパにおける版画出版の一大中心地でしたが、そこで発行される大量の作例の中には寓意版画も数多く含まれていました。その中でも、地球の周囲を運行して人間の営みに影響を及ぼす(と信じられていた)七惑星、四季、火・土・空気・水の四元素、人間の五感、あるいは美徳と悪徳などの主題を扱ったものは特に好まれたようです。それらの画面からは、当時の人々の世界観や道徳観を見て取ることができるでしょう。さらに、四季や七惑星などの主題は、季節ごとの労働や惑星の影響下にある人々の営みの表現を通して、当時関心が高まりつつあった風俗描写を行う格好の口実を提供し、芸術家たちに新たな表現を試みる機会をもたらすものでもありました。こうして、制作者側、受容者側の様々な関心の中から多数の寓意版画が生み出されることとなったのです。今回の展示では、上に挙げた定番の主題の他、「世俗財産の悪用についての寓意」など珍しい主題を取り上げた作品もご紹介します。

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スケジュール

2014年10月07日 ~ 2015年01月12日

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