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増田常徳 「明暗の旅から―闇の羅針盤―」

原爆の図 丸木美術館
終了しました

アーティスト

増田常徳
原爆の図丸木美術館は、丸木夫妻の「原爆の図」連作とともに、核に対峙する芸術を企画展で取り上げ続けています。1945年8月の広島・長崎の原爆投下以後、人類と核の歴史は複雑な経緯をたどりながら今日にいたりました。核をとりあげた芸術表現も、時代とともに主題を変化させながら、とりわけ2011年3月11日の東日本大震災と福島第一原発事故以後は、可視化しにくい放射能汚染に向き合いながら、原発を含めたあらゆる核と人類は共生できないという問題意識を提示する作品があらわれるようになりました。長崎・五島列島出身の画家・増田常徳は、切支丹の迫害や戦争の歴史を出発点に、原爆、ナチスドイツのユダヤ人虐殺、済州島事件など人間のもたらす不条理の深淵を見つめてきました。そして、福島原発事故後、いち早く核に内在される不条理を、絵画で問い続けてきた数少ない画家のひとりです。「3.11」という体験を経て、私たちの生きる世界はどのように変わったのか。あるいは変わっていないのか。芸術が記憶を語り継ぎ、忘却の防波堤になるとするならば、増田の突きつける“闇の羅針盤”は、私たちにどのような未来を指し示すのでしょうか。
[画像: 増田常徳「痙攣」(2008)]

[関連イベント]
「闇の羅針盤」オープニングイベント 詩と音楽を詠い、奏でる―トロッタの会―
日時: 3月22日(土) 午後2時
料金: 予約・前売り2,000円 当日2,500円(美術館入館料込)
=当日は、午後1時に東武東上線森林公園駅南口に丸木美術館の送迎車が出ます。

増田常徳展トーク「ヒロシマ・ナガサキ、そしてフクシマ―3.11以後の社会と美術」
日時: 3月23(日) 午後1時 
出演: 増田常徳、徐京植(東京経済大学)、武居利史(府中市美術館)

スケジュール

2014年3月18日(火)〜2014年4月12日(土)

開館情報

時間
9:0017:00
12月~2月は9:30〜16:30
休館日
月曜日
年末年始は休館
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
入場料一般 900円、中学生・高校生・18歳未満 600円、小学生 400円、60歳以上 800円
会場原爆の図 丸木美術館
https://marukigallery.jp/
住所〒355-0076 埼玉県東松山市下唐子1401
アクセス東武東上線森林公園駅南口よりタクシーで12分、東武東上線東松山駅東口より市内循環バス「丸木美術館東」下車徒歩2分
電話番号0493-22-3266
関連画像

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