舟越桂 「New Drawings」

アンドーギャラリー

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1951年盛岡市に生まれた舟越桂は、東京造形大学、東京芸術大学大学院で彫刻を学び、1980年代はじめから一貫して楠に大理石の目をはめ込んだ木彫の人物像を制作し続けてきました。どこか遠くを見つめ、静謐な雰囲気をたたえる彫刻は多くの観客を魅了しています。近年は、新たな表現領域として両性具有のスフィンクスシリーズなどを手がけ、人間の精神の深淵に迫る作品を生み出しています。当ギャラリーで2回目の個展となる本展では、新作ドローイング11点を展示いたします。今回の新作には、2組の眼差しを持つ女性像が描かれています。昔、彫刻作品が写った2枚のポジフィルムを重ねて光に透かして見たときに、偶然現われた奇妙な顔の表情から着想を得て以来、2つの像が重なり合う「ダブルイメージ」をいつか作品にしたいと思ってきました。このテーマは、これまでに何度か版画作品の中で試みてきましたが、舟越は今それを彫刻で表現しようとしています。一人の人間の中には複数の人格が同時に存在します。額に描かれたもう一組の目は、彼女の中にいるもう一人の自分のものか、あるいはまた、周囲にいて自分を支えてくれる人の目がそこに溶け込んでいるのかもしれません。舟越は、ドローイングについて「たとえ細い線であっても、あるべき位置に線が描かれていれば立体の形や奥行きまで感じられる。細かいことや雰囲気を気にせずに、思いきって立体というものに迫っていったときに、精神性のあるいい表情が表れてくることがある」と言っています。舟越のドローイングは、彫刻制作のための図面にとどまらず、一つの完結した世界をつくっているのです。
[画像: 舟越桂「DR1401」(2014) 紙に鉛筆 113.8x88.9cm]

メディア

スケジュール

2014年04月01日 ~ 2014年06月28日
ゴールデンウィーク休廊 4月27日~5月6日

アーティスト

舟越桂

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