終了した展覧会・イベントです
[画像: 小畠辰之助 「女性像」(制作年不詳)]

「吉祥寺のモダニスト 小畠辰之助」

武蔵野市立吉祥寺美術館
終了しました

アーティスト

小畠辰之助
小畠辰之助(1892-1977)は、かつて吉祥寺を拠点に活動した画家です。生まれ故郷の京都で鹿子木孟郎に師事した後上京、黒田清輝率いる白馬会の研究所で学びました。日本画家の小畠鼎子と結婚後は吉祥寺に居を構え、生涯をこの地で過ごすこととなります。記者や美術教師などの仕事の傍ら、組織に属さずに淡々と制作を続けた小畠は「清潔でよい絵を描く」ことを信条としましたが、その作風は白馬会風の外光派印象主義の影響を滲ませ、自然光を取り込んだ平明かつ柔和な画風が特徴です。自身は画壇の中心から距離を置きつつも、画家をはじめ文学、演劇などに携わる文化人らと広く交流し、晩年は中村草田男の主宰する俳誌『萬緑』の表紙画を長く手掛けていました。自らも俳句を詠み投稿を続けるなど、垣根を張らない文化活動を気の向くままに展開する自由人でした。こうして辰之助は、組織や名声に拘らず、作品を売って稼ぐことに興味を持たなかったために、ほとんど記録も紹介もされてきませんでした。本展覧会は、その画業に光をあてる試みであると同時に、当館が所蔵する約30点の辰之助作品を一挙に公開する初の機会となるものです。貴重な関連資料もあわせて展示し、洒落者としても知られていたモダンな文化人・小畠辰之助の人間像にも迫ります。

スケジュール

2015年1月10日(土)〜2015年2月22日(日)

開館情報

時間
10:0019:30
休館日
毎月最終水曜日・年末年始は休館
入場料[常設展] 一般 100円 [企画展] 一般 300円、高校生・中学生 100円 [共通] 小学生以下・65歳以上・障害者手帳提示 無料
会場武蔵野市立吉祥寺美術館
https://www.musashino.or.jp/museum/
住所〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-8-16 FFビル7階
アクセスJR中央線・総武線・京王井の頭線吉祥寺駅北口より徒歩3分
電話番号0422-22-0385
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