「鏑木清方と江戸の風情」展

千葉市美術館

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画像: 鏑木清方 「ためさるゝ日」 (1918)

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鏑木清方(明治11年~昭和47年/1878~1972)は戯作者條野採菊の子として東京神田に生まれ、浮世絵師月岡芳年の門人、水野年方から絵の手ほどきを受けました。はじめ挿絵を手がけ、やがて展覧会を活動の場とする日本画家となり成功を収めますが、清方が自身の造形と題材を模索するなかで見いだしたひとつの理想郷は江戸の浮世絵にありました。なかでも鈴木春信や鳥居清長、勝川春章といった絵師たちの作品世界に傾倒し、季節や場所の風情を尊ぶ江戸人の心情にも深く共鳴しながら、たおやかで粋な独自の美人画を確立していったのです。そしていまひとつ、清方が生涯描き続けた理想郷は、江戸の風情が色濃く残る、幼時を過した明治の東京でした。清方は来し方を繰り返し 見つめ、季節の風物や市井のさりげない日常、暮らしの細部を丁寧に掬い、描きとめています。とりわけ戦中から戦後にかけて、東京から江戸の風情のみならず明治の面影までもが失われたのち、清方の過去への憧憬はいよいよ募り、江戸情緒はより純化したかたちで作品に現れるようになったのです。本展は、「江戸の風情」をテーマに鏑木清方の仕事を再考いたします。幼い頃親しんだ草双紙や修業時代の制作、画業を貫流する江戸情緒など、いくつかの視点から、清方と江戸とのつながりを探ります。また当館の所蔵品より関連する江戸期の作品をあわせて並べ、清方作品との共通項を観察します。清方が江戸に見いだした理想郷に光をあて、清方が真に描きたかったものを考える機会となれば幸いです。

[関連イベント]
講演会「浮世絵末流 鏑木清方」
講師: 小林忠(岡田美術館館長)
日時: 9月27日(土)14:00~
会場: 11階講堂
参加費: 無料
定員: 150名

講演会「鏑木清方と江戸の風情」
講師: 宮﨑徹(鎌倉市鏑木清方記念美術館副館長・主任学芸員)
日時: 10月12日(日)14:00~
会場: 11階講堂
参加費: 無料
定員: 150名

「さや堂de音楽會『江戸の絲芸』」
出演: 竹澤悦子(箏、地歌三味線)、木場大輔(胡弓)
日時: 9月15日(月・祝)14:00~15:00
会場: 1階さや堂ホール
観覧料: 無料
定員: 先着150名

ギャラリートーク
日時:
9月10日(水)14:00より(担当学芸員による)
会期中の毎週水曜日(9月10日を除く、ボランティアスタッフによる)

市民美術講座「鏑木清方‐絵師としての出発の頃‐」
講師: 西山純子(当館学芸員)
日時: 9月20日(土)14:00~
会場: 11階講堂
参加費: 無料
定員: 先着150名

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スケジュール

2014年09月09日 ~ 2014年10月19日
金曜日・土曜日は20:00まで開館

アーティスト

鏑木清方鈴木晴信勝川春章

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