「ランゲルハンスの器」 展

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2006年に現総理の安倍晋三氏が掲げたスローガン「美しい国、日本」。日本の美しさは一体どこにいったのでしょうか。この展覧会では、6名の作家の作品からこの国の物語を紡ぎだし、未来へ向かう道のりの半歩先を考えます。赤瀬川原平の「宇宙の缶詰」から想起し、飛行維持装置と名付けられた青秀祐の「FSS TYPE-F」では、作品内部の風洞を小さな折り紙飛行機が止まったまま飛び続けます。飛行機のメカニズムを反転し、空を封じ込め、駆動部分をむき出しにさらしたフォルムは、鑑賞者が小さな折り紙飛行機に念を込めて搭乗することにより、居ながらにして空中を飛ぶ感覚を味わうことを促します。島本了多は、陶芸家・現代美術家の中村錦平によって見出された作家です。代表作のひとつ「しらない言葉の百鬼夜行」は、日本がたえず接触し吸収してきた異国文化との摩擦をテーマに、外来語に対する意識をモンスターとして具現化し、恐怖や憧れ、偏見や差別といった感情をグロテスクに、ときにユーモラスに映し出します。自身が撮影した風景をもとに、現代人を文字通り裸にする谷井隆太の試みは、写真と絵画の関係を解体し、同時に現代社会の枠組みのもろさを露わにします。逆にニッポリーニは、父と子の関係を軸に、切り取られた時間が時を経て新たな価値を獲得するという写真の特性を計算した、歴史と意味が乖離しまた別の顔を持って出会う作品「アンクル佐藤」を発表します。携帯電話を素材にした作品を発表してきた橋本悠希による、スマートフォンをベースにしたシリーズは、最新のテクノロジーに依存し翻弄される人びとをとらえます。 埼玉県で生まれ、日本と米国を往復しながら育ち、サンフランシスコとハワイで美術を学んだスクープ・ブランシスコ。作品を背中に背負うことによりあらゆる場所で個展をひらくパフォーマンスでドクメンタに赴き、一昨年は富士山頂展を成功させた彼の行為は、制度や規則に対するアイロニーにあふれています。本展は全体を「不可能に挑戦する」「不屈の精神」「日本の心」の三つのセクションに分類し、この国の美観を問い直します。

参加作家: 青秀祐、島本了多、谷井隆太、ニッポリーニ、橋本悠希、スクープ・ブランシスコ

メディア

スケジュール

2014年05月24日 ~ 2014年06月21日

オープニングパーティー 2014年05月24日19:00 から 21:00 まで

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